クリスマス目前です。帰省で親戚の子供と久しぶりに顔をあわせるという方もいるでしょう。Book Bangに来るような読書好きのお姉さん、お兄さんならクリスマスプレゼントは本ですよね。お年玉も図書カードにしちゃいましょう。子供が詰まらなそうな顔をしても押し付ける!これが読書文化の継承です。でも、できれば楽しめる本が良いに決まってます。書店員さんもオススメする絵本など、次世代に繋ぎたい5冊を紹介します。
■『ママがおばけになっちゃった!』のぶみ[著](講談社)
伊吉書院類家店「全てが大切な存在なんだと改めて感じることができる絵本」【書店員レビュー】
今年を代表する絵本といえばこれですね。伊吉書院類家店の書店員さんがオススメしてくれています。
■『クリスマスイヴの木』サットン エミリー/ハディ デリア[著](BL出版)
マイブックシェルフ・ヤマナ「この冬、一番の幸せをあなたに。」【書店員レビュー】
こちらも書店員さんがオススメする絵本です。しかも「今年一番の良い絵本だと感じました♪」と大絶賛。すぐにでも手にとって読んでみたくなるレビューです。
■『漫画大学』手塚治虫[著](講談社)
水野英子さん(漫画家)と読む『漫画大学』
将来を考えはじめる時期はお子さんによって違うでしょう。水野さんはこのコラムのなかで、小学三年生でこの本と出会い「私は漫画を描く!」と思ったそうです。次の世代へきっかけを与えられる本を贈れたら、読書家冥利に尽きると思います。
■『気仙沼ニッティング物語』御手洗瑞子[著](新潮社)
教え子に読ませたい一冊
【手帖】売れなかったら自分で…「気仙沼ニッティング物語」
経営学者の三宅秀道さんと経済学者の伊藤洋一さんのお二人がオススメするのは、東日本大震災の被災地で高級手編みセーターの会社を興した女性の物語。復興の美談としても読めますが、故郷に貢献しようという次世代に勇気を与える物語でもあるそうです。高校・大学生のお子さんに。
■『葬送の仕事師たち』井上理津子[著](新潮社)
葬儀社社員、納棺師、エンバーマー、火葬場職員…… 死の「裏方」を知る『葬送の仕事師たち』
「死」にまつわる仕事を紹介した一冊。評者の佐々涼子さんはご自身も「死」を題材とした作品を著してきたノンフィクション作家ですが、この本を「第三者取材でここまで死の周辺を網羅している作品を私は知らない」と評しています。若者のうちに読めば、生と死を考え、仕事の多様性を学ぶための恰好の一冊となるでしょう。
贈り物を決めるのはすごく悩みますよね。皆さんのプレゼント選択の一助となれば幸いです。他にもプレゼントに適した本がありましたら、Twitterアカウント「@BookBang_jp」までお知らせください!
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