江川達也の新連載発表『忘却の涯て 16歳の自分への手紙』独自SNSと連動

テレビ・ラジオで取り上げられた本

1
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 漫画家の江川達也さん(54)が小学館の「Webサンデー」で新連載を行うことを発表した。新連載のタイトルは『忘却の涯て 16歳の自分への手紙』。独自SNSと連動した、高校生の恋愛ストーリーとなることが明かされた。

■32ページオールカラーのウェブ連載

 2月26日NHKラジオ第1の「すっぴん!」のゲストとして登場した江川さんは、その日の朝4時まで新連載を描いていたと告白。新連載は小学館のウェブサイト「Webサンデー」に掲載される予定だが、26日現在いつから掲載されるかは決まっていないという。32ページのオールカラーで、内容はSNSを利用する高校生の恋愛ものだと明かされた。

■SNS使った恋愛物語

 ここ三年ほどFacebookやインスタグラムやLINEなどSNSを利用し尽くしてきたと江川さんは語る。江川さんの代表作のひとつ『東京大学物語』(小学館)の頃は公衆電話が恋愛のツールだった。現代は携帯もあればSNSもある。恋愛の本質は変わらないが、ツールが変われば、違うシチュエーションがあらわれる。「例えば三角関係のライバルに好きな子がイイね!をしている。そういった行動がSNS上では見られている。そして隠密行動もできるようになっている。そんな状況が感情をざわつかせる。SNSは恋愛に適したツールだ」と今作の柱にSNSを持ち込んだ理由を語った。

■新たなSNSを作ってしまった

 さらに江川さんは実際に新たなSNSを作ってしまい、そこを舞台に主人公たちの恋愛は描かれるという。iOS・アンドロイドアプリとして配信されている『マンガ~る!!』というアプリだ。このアプリでは江川さんの描いたキャラクターを使って漫画形式で会話を楽しんだり、江川さんの過去の作品も読めるようになっているという。さらにこの漫画の主人公は江川さんと同名の「江川達也」で高校二年生の漫画家志望だという。漫画内の高校生「江川達也」が漫画内の漫画家「江川達也」の作品を読むという展開もあるようで、現実と漫画内・アプリ内と何重にも重なったメタ構造のエンターテインメントとなっている模様だ。

 番組MCの作家の高橋源一郎さん(65)は「面白い事考えたねえ。単にウェブで連載するというだけでなく、現実にも仕込んでる。これならウェブでやる意味がある。『東京大学物語』も入れ子構造だったしね」とこのあらたな取り組みに興味を示した。

 「すっぴん!」はNHKラジオ第1放送にて月曜から金曜8:05から日替わりのパーソナリティーで放送中。高橋源一郎さんは金曜日を担当している。

Book Bang編集部
2016年3月2日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ニュース