直木賞作家・青山文平は『弱虫ペダル』好き? ロードバイクコレクションを披露

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 毎週旬の作家を迎え宮崎美子さん(57)がその実像に迫るBS11の番組「宮崎美子のすずらん本屋堂」に、今年一月『つまをめとらば』(文藝春秋)で直木賞を受賞した青山文平さん(67)が出演した。番組では青山さんの意外な趣味と創作の動機が語られた。

■『つまをめとらば』は「妻のため」

 青山さんの67歳での直木賞受賞は史上二番目の高齢受賞。時代小説を書き始めたのは62歳からだったという。青山さんはその年になってから執筆をはじめた動機を「妻のため」だったと語る。奥さんの年金手続きを進めるなか、自分が死んだあとこの金額では奥さまは生きていけない、と考えたという。そして自分にできることは何かと考えた時、これしかないと思った、と創作に至る背景を語った。青山さんは奥さんの社会保険手続きを済ませたその日、家に帰ってすぐに書き始めた。その作品が松本清張賞を受賞した『白樫の樹の下で』(文藝春秋)だったと明かされた。

■直木賞作家の意外な趣味

 番組では青山さんの自宅の写真も紹介され、作家らしく膨大な蔵書や愛用の万年筆、創作ノートなどが公開された。さらに青山さんの趣味であるロードバイクのコレクションも映された。一台数十万円もするロードバイクが何台も並ぶ写真に青山さんは「奥さんを食わすために書き始めたなんて言いましたけど……」とはにかんだ。青山さんのコレクションにはイタリアのメーカー「Cinelli」やフランスの「LOOK」などが並び、「これは自転車の漫画(『弱虫ペダル』)の主人公が乗ってるんですよ」と意外な知識を披露。直木賞作家と人気の少年コミックという意外な組み合わせにスタジオ一同驚いた様子だった。宮崎美子さんの「こんなに何台も必要ですか?」との問いに「いい道があればたくさんいらないんですよ、道に飽きちゃうから自転車を変える。それぞれフレームの素材や部品が違うので乗り味が違うんです」と自転車乗りならではのこだわりが披露された。

 番組では青山さんの受賞後第一作は、5月に発売される連作短編集『半席』(新潮社)となることが発表された。また全50巻を揃えると1800ページの鉄道百科事典が出来上がるという週刊『鉄道ペディア』(小学館)が紹介された。

 「宮崎美子のすずらん本屋堂」はBS11にて毎週金曜日よる10:00から放送中。

Book Bang編集部
2016年3月8日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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