動物のしあわせな表情を写すには? 動物写真家が伝授

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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『うさぎ島 会いに行けるしあわせ動物』(日経ナショナルジオグラフィック社)が話題の動物写真家・福田幸広さんがBS11の番組「宮崎美子のすずらん本屋堂」(3月11日放送)に出演。動物のしあわせな表情を撮るコツを明かした。

■うさぎファンの聖地「うさぎ島」

 福田さんは動物の「しあわせな表情」を写すプロの写真家。昨年11月に上梓した同写真集は、瀬戸内海に浮かぶ「うさぎ島」に暮らすうさぎ達の幸せな表情が満載の一冊だ。その島には約700匹ものうさぎが自然の中で暮らし、全国からうさぎ好きが集まる「うさぎファンの聖地」になっている。福田さんはその島でじっくりとうさぎ達を観察、しあわせでほのぼのする瞬間を一冊の写真集にまとめた。

■巣穴の前に一週間

 地面に穴を掘り、そのなかで暮らす「アナウサギ」の子供が成長し、初めて自力で穴から外にでる瞬間を捉えた福田さん。その写真は一週間巣穴の前で子供が巣立つ瞬間をねらっていたという。穴に近づくには匍匐前進。10メートル進むのに一時間ほどかけるときもあるという。番組MCの宮崎美子さん(57)に、撮影は大変ですよね、と問われ、福田さんは「やっぱり楽しいので、いつ出てくるのかなというわくわく感のほうが強い」と難しい撮影も楽しんでいると語った。

■しあわせな表情を写すコツ

 動物達のしあわせな表情を写すには、相手が嫌がらないようにすることが大切、とコツを解説。いかに安心してもらえるかが大事で、動物が緊張しているとしあわせな表情はでないと語った。うさぎ島のうさぎ達は野生の動物。追いかけたり、触ったり、「抱っこ」はしてはいけないという。うさぎは骨が弱いため抱きあげて落としてしまうと、それだけで骨折してしまうからだ。餌はあげてもよく、適度な間を取って楽しむ事が大事だ、とうさぎ島の楽しみ方を解説した。福田さんは3月にも写真集『動物たちのしあわせの瞬間 BORN TO BE HAPPY』(日経ナショナルジオグラフィック社)を出版する。こちらは世界中の動物たちのしあわせな瞬間を写した写真集となっている。

■平成の世にコロボックルが再登場

 またこの日は作家の有川浩さん(43)も登場。有川さんは昨年10月に童話作家・佐藤さとるさん(88)の「コロボックル物語」シリーズを受け継ぎ、『だれもが知ってる小さな国』(講談社)を上梓した。宮崎さんは同書を読み「この世界があってよかったな。今までの世界とつながっていてよかった」と感じたという。有川さんは佐藤さんの世界を壊さないように、平成の時代にコロボックルがいたらどうなるかを描いたと創作の苦労と楽しさを明かした。そして「コロボックルは日本の宝なので、引き継いだ以上はライフワークにしないといけない」と意欲を語った。また有川さん初のエッセイ『倒れるときは前のめり』(KADOKAWA)も紹介された。

「宮崎美子のすずらん本屋堂」はBS11にて毎週金曜日よる10:00から放送中。次回のゲストは池上彰さん(65)。

Book Bang編集部
2016年3月17日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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