「週刊文春」は経費に余裕がある 小泉純一郎独占インタビューを成功させたノンフィクションライターが語る

テレビ・ラジオで取り上げられた本

2
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 大竹まことさん(66)が司会、室井佑月さん(46)がパートナーを務める文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」のコーナー「大竹メインディッシュ」(3月18日放送回)にノンフィクションライターの常井健一さん(36)が出演した。常井さんは小泉純一郎元総理に単独取材で迫った『小泉純一郎独白』(文藝春秋)や『小泉進次郎の闘う言葉』(文藝春秋)などで知られる。番組では小泉純一郎、進次郎親子への取材秘話と「週刊文春」に代表されるスクープ記事について語った。

■進次郎氏に手を握られた

 常井さんは週刊誌の編集部で5年を過ごした後、フリーのノンフィクションライターとなり、現在は3年間で300回ぐらい小泉進次郎代議士を追って取材を続けているという。進次郎氏に関し室井さんは良い印象があると語り、テレビで会ったときにすごく綺麗な目をして握手をされて、よろしくお願いしますと言われたと明かした。常井さんはそのあたりが上手いところで、一人一人に対し「進次郎っていいんじゃないの」と思わせるのが上手いと小泉進次郎代議士の戦略的な側面を語った。

■取材場所は一人5万円の割烹

 また近著『小泉純一郎独白』は小泉純一郎氏へ取材依頼の手紙を送り、数年かかるかと思っていたがたった11日後に純一郎氏本人から電話があり取材を受けてもらえたと明かした。純一郎氏のインタビューで使ったのは赤坂にある割烹「赤坂 津やま」。純一郎氏が40年間通い続けた店で、彼にとっては台所のような場所。そこで4時間半に及ぶインタビューを敢行した。室井さんは「ゲスなところが気になるんだけど、正直いくらぐらい?」と値段を尋ねると、常井さんは「一人5万円ぐらいです。でも、出版社が払いました」と取材の裏話を明かした。

■進次郎氏が自民党を飛び出すことはあるのか?

 常井さんは脱原発活動を続ける純一郎氏は74歳になったいまでも、とにかく明るく、生気がみなぎっていたとその印象を語る。息子さんが自民党から飛び出して協力して脱原発を進めることはないのかと室井さん。常井さんは「ないと思いますね。原発をゼロにするには自民党を変える方が楽だからと言っている」とその可能性を否定した。野党は原発の労働者の作る団体から献金を受けており、今度発足する民進党も脱原発からは遠ざかっている。自民党にも原発会社から支援を受けている人はいるものの、それ以外の会社から応援されている人も多い。原発に頼っていない議員も多いので脱原発を言いだせる人もいる、と純一郎氏は語ったという。

■「文春」は経費に余裕がある

 また常井さんは「週刊文春」にも記事を書いており、最近の「文春」の事情についても話した。常井さんは「文春」が強い理由を、取材対象を時間をかけて朝から晩まで追いまわして、本人の口から語らせる。その基本を徹底しているからだと語る。3週間ぐらい一つの出来事を2、3人の記者に追わせることができる。それだけ経費に余裕があるからだ、とその強みを語った。大竹さんに「『文春』はギャラはいいですか?」と聞かれると「言いにくい話ですが、業界の中でもいいほうです」と話し、室井さんが言葉を継ぎ「『週刊朝日』なんかよりぜんぜんいい」と暴露するも、常井さんは「古巣なので……」と言葉を濁した。

 「大竹まこと ゴールデンラジオ!」は文化放送にて月曜から金曜午後1時から放送中。

Book Bang編集部
2016年3月23日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ニュース