綾瀬はるか「ほんとに美味しい」と絶賛 「精霊の守り人」料理を再現したレシピが話題

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 綾瀬はるかさん(31)主演の大河ファンタジー「精霊の守り人」(NHK総合)が3月19日に放送され、初回視聴率11.7%(ビデオリサーチ調べ)の好スタートを切った。上橋菜穂子さん(53)原作の異世界ファンタジーを実写化した意欲的なドラマとなっており、放送を見た原作読者からの評判も上々だ。

■異世界を作り上げた

 放送後話題となったのは綾瀬さん演じるバルサのアクションの素晴らしさだが、製作陣が総力をあげて表現した“異世界感”もそのひとつだ。衣装や美術セット、小道具などが大変作りこまれており、ファンタジー世界を映像の中に結実させていた。19日のドラマ放送前に放送された特別番組「『精霊の守り人』直前スペシャル ~守り人レストランへようこそ~」では光浦靖子さん(44)とチャグムを演じる小林颯君が、「精霊の守り人」の世界観をスタッフがどのように表現しているのかに迫った。ファンタジー世界といえば衣装や特殊メイク、VFX(視覚効果)に注目が集まりがちだが、同番組では異世界らしい「食べ物」に注目した。

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「精霊の守り人」主演の綾瀬はるかさん(31)

■綾瀬はるかが絶賛した鍋料理

 ドラマ本編の第一回に登場したのは「サズ」という餅菓子や、白身魚とご飯を混ぜて食べる「ノギ屋の弁当」。実はこれらは物語の世界独自の食べ物。レシピもオリジナルである。「守り人レストランへようこそ」では第二回で登場予定の「タンダの山菜鍋」をその場でつくり、綾瀬さんら出演者にふるまった。この鍋はナツメと鶏ガラで出汁をとり、ワラビ、ゼンマイ、山クラゲ、ウズラの卵、キノコ類などを入れ炊いたもの。なかでも特徴的なのが鮮やかな赤色のトキヒラタケ。ドラマの世界では「カンクイ」と呼ばれるキノコだ。キノコがたっぷり入ったヘルシーな鍋に、綾瀬さんは「ほんとに美味しい」と舌鼓をうった。

■異世界の料理を楽しめるレシピ

 これらの料理のレシピは、実は『バルサの食卓』(新潮社)として一冊の本にまとめられている。作者の上橋さんは文化人類学者としても知られ、フィールドワークで味わったユニークな料理からこれらの食事を考案しており、登場する料理がどれも美味しそうとファンの間では評判だった。そこで“南極料理人”として知られる西村淳さんやカフェオーナーのイデ妙子さんらが日本で手に入る食材で料理を再現。レシピを一冊の本としてまとめた。原作で登場人物らが食べたものとほぼ同じものが家庭でも食べられると、ファンにとっては嬉しい一冊となっている。

「タンダの山菜鍋」は26日に放送される第二回で登場の予定だ。東出昌大さん(28)演じるタンダの手料理を食べてみたい方は『バルサの食卓』をチェックしてみよう。

 「精霊の守り人」の第二回はNHK総合にて3月26日(土)夜9時から放送。原作の「守り人」シリーズは単行本が偕成社から、文庫版が新潮社より発売中。

Book Bang編集部
2016年3月26日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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