直木賞作家・西加奈子「原作者クソと思ってやってほしい」原作モノブームにひとこと

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 お笑いコンビオードリーの若林正恭さん(37)が司会を務めるBSジャパンの新番組「ご本、出しときますね?」が4月8日にスタートした。無類の本好きとして知られる若林さんが小説家、エッセイスト、漫画家などの作家をゲストに迎え、トークを繰り広げる番組だ。初回のゲストは共に直木賞作家の朝井リョウさん(26)と西加奈子さん(38)。プライベートでも親交のある三人のトークは大いに盛り上がり、番組のネット上での評判もすこぶる良いものとなった。

■作家が語る映像化

 番組では若林さんがプライベートでは聞きづらい質問を、視聴者からの質問に乗せて切り込んだ。「自分の作品で良い作品とそうでもない作品はある?」や「小説家は本の実売数を知らない」「小説は編集者と考えて書く?」「作品が映像化される時口を出す?」など作品づくりから下世話な話題まで幅広い内容が語られた。映像化に関し西さんは「台本は見ない。全く変わってもいい。何してくれてもいい。原作者クソやって思ってやってほしい」と過激な発言。昨今の原作モノブームにも「映画業界が可哀そうじゃない。絶対自分の脚本で撮りたい人がおるやん。原作有りきブーム止めたってや」と語りプロの映画人に敬意をあらわした。

■縦社会に納得のいかない若者にオススメの本

 また三者三様の「私のルール」を持ちより話し合った。そして番組の最後では毎回若林さんのお題に作家が応え、オススメの一冊が紹介される。今回は朝井さんが「縦社会に納得がいかない若者にオススメの本は?」との問いに対し、『シェア』加藤秀行[著](文藝春秋)を「言葉にできない新世代感が著者にも登場人物にもあるため、世代感を感じる物語だろうな、と考えて読みはじめるが、全然突き放されていない。作品として新しい」と薦めた。

■ネットでは大好評

 ネット上では番組について「めちゃくちゃ面白かったー!」「いい番組が始まった!」「これだけでBSに入りたいくらい」「小説家が何を考えているかよくわかる」と絶賛の声で溢れている。同番組の最新の放送回はBSジャパンのウェブサイトでも無料配信されている。

http://www.bs-j.co.jp/gohon/index.html

 文筆系トークバラエティ「ご本、出しときますね?」はBSジャパンにて毎週金曜よる11時30分から放送中。

Book Bang編集部
2016年4月13日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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