稲垣吾郎驚愕! 「カマキリを食べた」?! 壮絶ビンボー体験を明かした風間トオル

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 SMAPの稲垣吾郎さん(42)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」、5月27日の放送に自伝『ビンボー魂 おばあちゃんが遺してくれた生き抜く力』(中央公論新社)で極貧生活を明かした風間トオルさん(53)が出演した。風間さんの語る壮絶なビンボー生活に稲垣さんは目を丸くして驚きっぱなしの放送となった。

■ナンバー1トレンディ俳優の過去

 風間さんは1980年代後半からトレンディドラマなどで活躍、メンズノンノ専属モデルの第一号としても知られている。そんな華麗な俳優人生を歩むまでには壮絶な過去があった。5歳で両親と生き別れて以来、壮絶なビンボー生活を送ってきた。風間さんがその全てを明かした初の自伝が『ビンボー魂』だ。風間さん登場前に同書を読んでいた稲垣さんは「まさかあの方にこんな壮絶な過去があったとは。想像つかない、まだ信じられない」と読んだうえでも尚信じられない様子だった。

■始まったビンボー生活

 風間さんが5歳のとき、母親は別の男性といっしょになるため家を出た。そして父親も別の女性が出来たようですぐにいなくなった。父方の祖父母にひきとられた風間さん。そこから極貧の生活がはじまった。スタジオには祖父母の家が再現された模型を持ちこみ、当時の暮らしが解説された。風呂無しの一間だけのアパートで3人が生活。風間さんはお金がないことを嘆くのではなく、前向きにアイデアで乗り切っていたと解説され、洗濯機を風呂代わりにしていたと再現された。

■河原は冷蔵庫の野菜室

 同書で風間さんはまともな食事は学校の給食だけのため、いつも空腹で「お腹を満たすための、グッドアイデアはないものかと、いつも思いを巡らせていました」と述べ、番組では風間少年の空腹を満たすための数々の珍アイデアが紹介された。「アサガオは紫が1番甘くて美味しい」と公園のアサガオの花を食べ怒られていたという。それを聞いた稲垣さんは「ホントですか?」と信じられない様子だった。また風間さんは様々な種類の草花が生える河原は「冷蔵庫の野菜室」にしか見えなかったと語り、笑いを誘った。

■ツイてない時期に学んだこと

 また「ツバをつければ何でも治る」と骨が見えるほどの怪我をツバだけで治したと告白。他にも「カマキリはデリバリー」と家に入ってきたカマキリを食べたことがある事や「こすりあわせて温めた石は焼き芋の味がする」など極貧生活を乗り切ってきた知恵が紹介されたものの、稲垣さんは終始驚きっぱなしで若干“引いて”いたように見えた。しかし番組最後に風間さんが、今はツイていない時期でもその時期に学んだことが大切で、祖父母に感謝しているという一節を読みあげると、稲垣さんは「やっぱりすごいんだよこのときに学んだものが」とトレンディ俳優として成功した風間さんの根底にある努力家の一面に感心しきりの様子だった。

ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜0:58から放送中。

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年5月28日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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