森村泰昌×高橋明也「美術家Mが語る、ポートレート、そしてCのこと。」「From Life ―写真に生命を吹き込んだ女性 ジュリア・マーガレット・キャメロン展」開催記念

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 セルフポートレートの手法を用い、ゴッホやウォーホルらの自画像や三島由紀夫の演説などの歴史的場面、マリリン・モンローら有名人に扮する「自画像的作品」で知られる美術家“M”こと、森村泰昌さん。なにものかになりきることで、対象と真っ向から向き合った作品群は、美術史や社会、美の概念や自己にまつわるさまざまな問題を私たちに投げかけてくれます。

 そんな独自のアプローチで長年、肖像について取り組んできた“ポートレートの大家”ともいえる森村さんに聞く、「ポートレート」のつきない魅力とは?

 聞き手をつとめるのは、高橋明也さん。館長をつとめる三菱一号館美術館では、19世紀英国の女性写真家ジュリア・マーガレット・キャメロンの展覧会が開催(7月2日~9月19日)。“C”ことキャメロンもまた、被写体の内面性を写しだすポートレートや、よく知られた聖書や寓話のワンシーンを模した作品を制作しています。

 48歳で初めてカメラを手にし、独学ながらドラマティックに作り込んだ写真によって、写真を単なる記録メディアではない、芸術の域にまで高めたキャメロン。およそ150年前に活動したキャメロンと森村さんの作品や制作姿勢における共通点や、森村さんならではの視点で、ポートレートとキャメロンの魅力に迫ります。

■日時:2016年7月26日(火)19:00~20:30
■会場:la kagu(ラカグ)2F レクチャースペースsoko
■参加方法:http://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/015tw0y9k7un.html

森村泰昌(もりむら・やすまさ)
1951年生まれ。美術家。1985年、ゴッホの自画像に扮したセルフ・ポートレート作品を制作。以降、現在に至るまで、一貫して「自画像的作品」をテーマに作り続け、国際的に活躍する。2014年、横浜トリエンナーレ2014のアーティスティック・ディレクターをつとめ、2016年春には国立国際美術館にて大規模個展「森村泰昌 自画像の美術史 『私』と『わたし』が出会うとき」を開催した。

高橋明也(たかはし・あきや)
1953年生まれ。美術史家。三菱一号館美術館館長。1984~86年、文部省在外研究員としてオルセー美術館開館準備室に在籍。国立西洋美術館学芸課長を経て、2006年より現職。2010年フランス芸術文化勲章シュヴァリエ受章。「オルセー美術館展」(1996、99、2006)、「マネとモダン・パリ」展(2010)などの展覧会コミッショナーを務める。

2016年7月5日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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