少女漫画誌「LaLa」40周年! 夏にオススメの「恋愛」「イケメン」「ファンタジー」3作品

テレビ・ラジオで取り上げられた本

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

 7月30日放送のTBS「王様のブランチ」のブックコーナーでは40周年を迎えた少女漫画誌「LaLa」(白泉社)が特集された。

■「LaLa」創刊40周年

 1976年7月に創刊された「LaLa」はこれまで『日出処の天子』山岸凉子[著]や『綿の国星』大島弓子[著]、『夏目友人帳』緑川ゆき[著]など数々の人気漫画を輩出している。現在東京池袋の西武池袋本店では「LaLa40周年記念原画展 美しい少女まんがの世界」が行われている。同原画展では歴代の作家のお祝いコメントとともに書き下ろし色紙が展示されている。

 番組では編集長の井手優美さんが出演し「LaLa」に連載された作品のなかからこの夏にお薦めの「恋愛」「イケメン」「ファンタジー」の3作品を紹介した。

1「LaLa40周年記念原画展 美しい少女まんがの世界」公式サイトより

■夏のオススメ少女マンガ

 恋愛部門では『うそカノ』林みかせ[著]。

 同作は現在も連載中。大好きな男の子の彼女のフリをすることになった高校生の女の子が主人公。付き合うのか付き合わないのか、ぎりぎりの「寸止め」シーンが続き、胸キュンが止まらないと大人気。井手さんは「血中青春濃度」を上げて頂きたい」とお薦めした。

 イケメン部門では『ヴァンパイア騎士』樋野まつり[著]。

 同作はアニメ化もされ2013年まで連載。学園のエリートイケメン集団の正体はヴァンパイアだった。彼らの秘密と学園の平和を守る守護係の「優姫」が主人公。同じ守護係の人間の青年「零」と、吸血鬼のリーダー「枢」の間の三角関係が描かれる。井手さんは「読者の間で零派と枢派に分かれ、どちらとくっつくのかファンレターが多数届き、物議をかもした」と紹介した。

 ファンタジー部門では『月の子 MOON CHILD』清水玲子[著]。

 1988年に連載を開始した物語。童話「人魚姫」をモチーフにしており、ニューヨークを舞台に人魚と人間の禁断の恋愛が描かれる。井手さんは「80年代の後半の環境問題や社会問題も取り扱っており、親子で話す良いきっかけになるんじゃないか」と薦めた。

■谷原さんも絶賛

 スタジオでは番組MCの新川優愛さん(22)が『夏目友人帳』を、おかずクラブのオカリナさん(31)は『彼氏彼女の事情』津田雅美[著]を全巻持っていると明かした。また谷原章介さん(44)は清水玲子さんが好きで「LaLa」本誌も追っていたと告白。「女性なんですけど、SFの世界を描いていてとっても素敵です。初期の頃から命の起源とはなどが通底する清水さんの世界がとっても好きです」と熱く語った。

「LaLa40周年記念原画展」は西武池袋本店別館2階西武ギャラリーにて開催。会期は2016年7月23日(土)~8月2日(火)。

王様のブランチ」はTBSにて毎週土曜日9:30から放送中。

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年8月1日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク