広島は物価が安いから?! 広島愛に溢れた久米宏がカープ選手の年俸の安さを解説

テレビ・ラジオで取り上げられた本

1
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 久米宏さん(72)が書店店長、壇蜜さん(35)が書店員となり、毎回話題の本を取り上げるBS日テレの番組「久米書店」に9月18日、『広島はすごい』(新潮社)の著者、安西巧さんが出演し、大のカープファンでもある久米さんと広島愛に溢れる会話で盛り上がった。

■広島熱に感染

『広島はすごい』は広島カープ25年ぶりの優勝に沸く、今一番熱い街・広島に迫った一冊だ。有吉弘行や綾瀬はるかなど広島出身者にも注目し、その群れない、媚びない、靡(なび)かない気質についても言及されている。著者の安西さんは日本経済新聞社広島支局長。昨年の春に就任するまで、広島には数回しか訪れたことがなかったという。そこで触れた広島のすごさに惚れこみ、たった1年でこの本を書きあげてしまった。

 昨年春、黒田博樹選手が復帰するオープン戦の日にマツダスタジアムを通りかかったという安西さん。そこで午前中から満員のスタジアムを見て、「ありゃなんだ」と思い、あっという間に広島熱に感染してしまった。広島カープの話題に及ぶと、カープファンの久米さんはこの夏ずっと使っていたという鯉の描かれた扇子を持ちこみやる気満々。久米さんは広島での黒田選手の扱いを「黒田様ですよ。黒田さんっていう人はちょっといませんね」と熱く語る。そして新井貴浩選手についても「(2千万円で復帰した)新井は今までの人生で一番いいバッターになっちゃった」と復活を喜んだ。

1 (1)満員のスタジアム(*イメージ)

■広島はな、物価が安いんだよ

 安西さんは前田健太投手が去った後に広島が優勝した理由も解説した。「熱烈なカープファンによると、大物がいなくなった翌年というのは、だいたいみんな頑張るんです。金本、江藤、川口など」と低い年俸のせいで大物が去って行った翌年は良い成績になると解説した。久米さんも「カープは年俸払いたいんだけど払えなくて。『もう少し欲しいんだけど』と選手が言うと経営者が言うことは決まってて『広島はな、物価が安いんだよ』と、おなじ年俸でも広島の方が安く暮らせるからってのが殺し文句」とこれまでのカープの状況を語った。しかし現在新球場のおかげで、売り上げは倍以上になりチケットも入手困難。風向きが変わってきたと2人は頷き合った。

■マツダ復活の理由

 また話はマツダの強みにも及んだ。地方の中規模メーカー、マツダがSKYACTIVという世界でも評価される技術をなぜ開発できたのか、久米さんは疑問を呈した。安西さんは「全てをやるのではなく、絞り込んだ。電気自動車などには手を出さすエンジン車に絞る。また車種も絞りこんだ。その捨てる決断ができたからだ」とマツダが復活を果たした戦略を解説した。

 またこの日の「本のギョーカイ新聞」のコーナーでも球場に集まるカープファンたちが『二塁手革命』菊池涼介[著](光文社)、『赤い心』新井貴浩[著]KADOKAWA、『変わるしかなかった。』野村謙二郎[著](ベストセラーズ)、『カープの建さん』高橋建[著](宝島社)、『決めて断つ』黒田博樹[著](ベストセラーズ)、『甦る炎のストッパー 津田恒美』堀治喜[著](学陽書房)など選手自身が書いた作品や、選手について書かれた作品を紹介した。著者が出演し本を売り込む「蜜読」のコーナーには『Aritsugu 京都・有次の庖丁案内』(小学館)の著者藤田優さんが出演した。

久米書店 ヨクわかる!話題の一冊」はBS日テレにて毎週日曜18:00から放送中。

Book Bang編集部
2016年9月23日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連ニュース