女性版「オレ様」になっていませんか? 誰からも一目置かれる「凛とした女性」とは

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違う価値観の人と出会う場に行く

価値観は無数にあり、家から1歩外に出た瞬間、そこにいるのは自分とは違う価値観の人ばかりです。

たとえば、電車の中で子どもを椅子に座らせている母親を見てみましょう。靴を履いたまま子どもを座らせている母親もいれば、靴を脱がせて座らせている母親もいます。「電車」というパブリック・スペースで、他の乗客に配慮してクツを脱がせるのか、脱がせないのか、という価値観の違いが見てとれます。

ほかの価値観と出会ったことのない人は、

(1)好きなことだけしたい

(2)生きていくためには好きなことなんかしてはダメ

という両極端の発想を持ってしまいがち。結果として、(1)自分の価値観を周りに押しつけるか、(2)周りの価値観を自分が受け入れるかの二者択一になってしまいます。

「凛とした女性」は、「自分のイヤなことはしたくない。好きなことだけ、やりたい」とも、「私がガマンすればいいだけのことよね……」とも考えません。自分と相手の価値観のバランスをとり、自分も相手も殺さずにいられるのです。

そういう女性になるためには、いろいろな価値観に出会うことが大切です。仲良しとの女子会や、同じ趣味の人と集まるオフ会に参加するのは楽しいと思いますが、あえて違う価値観の人と出会う場に自ら出ていきましょう。

「淡い交わり」ができる

友達、親友、大親友……。女性は、交友関係の「位置づけ」に妙なこだわりを見せる時があります。

自分から見て「大親友」の人を飲み会に誘った時、「ごめん。行けない」と断られると、「なんで? ほかに大事な用事でもあるの?」と食い下がる人もいたりします。

「友達」と「大親友」に、じつは大きな違いがあるわけではありません。それでも、「友達」をあえて「大親友」と言ったりするため、女子中学生のように、「大親友」の相手と突如「絶交」ということも平気で起こります。

そうした残念な女性は、さびしがりで嫉妬心が強いため、「淡い交わり」ができないのです。「淡い交わり」ができない人は、「軽く断わらせてあげる」ことができません。自分が飲み会に誘ったら、相手が一緒に行かないと気分を害し、怒り始めるのです。この窮屈な関係は、いずれ相手を、そして自分自身も疲れさせます。

「凛とした女性」は、「友達が自分の誘いに応じようが応じまいが、自由」と考えています。だから、友達が自分の誘いを断って、ほかの誰と会ったとしても、ずっと「友達」でいられます。

友達をランキングすることもありません。さびしさから、むやみに人を誘うこともしません。「フェイスブックの友達が何人いる」などと友達が多いことを自慢したりもしません。

嫉妬の感情によって相手を縛ることなく、お互いに窮屈な思いをしない「淡い交わり」は、凛とした女性に必須の社交術といえるでしょう。

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目指すのは、女性版「オレ様」ではなく、いくつになっても、どんな場所でも一目置かれる「凛とした女性」。
今日からあなたも目指してみてはいかがでしょうか?

日本実業出版社
2016年9月29日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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