「エヴァ」作詞家及川眠子 3億円を貢がされた元夫の手口を明かす

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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20161006
作詞家の及川眠子さん

 バナナマンの設楽統さん(43)が司会を務める番組「ノンストップ!」に10月3日、作詞家の及川眠子さんが出演し、7月に出版した自伝『破婚―18歳年下のトルコ人亭主と過ごした13年間―』(新潮社)の出版理由と、トルコ人の元夫がお金を要求する際のやり口について明かした。

■トルコのシステムをわかってない

 及川さんはアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニング曲「残酷な天使のテーゼ」やWinkの「淋しい熱帯魚」などを手がけた人気作詞家。7月に出版した自伝『破婚―18歳年下のトルコ人亭主と過ごした13年間―』のなかで、元夫のトルコ人男性に貢いでしまった過去を振り返っている。

 トルコで出会った元夫が日本に来る際、パスポートとチケット代として60万円を要求されたのが発端だったという。その高額さをいぶかしがる及川さんだったが「あなたはトルコのシステムをわかっていない」と言われ払ってしまった。その後も親戚が公共料金を払えなくて裁判にかけられそうだと、100万。旅行会社を設立すると言われ500万。その度に「あなたはトルコのシステムをわかっていない」と言われ全て支払ってしまったという。

■私の思いあがりです

 結局旅行会社の失敗などで費やしたお金は約3億円。作詞家として6億円ほど稼いでいた及川さん。元夫への支払いと税金で持って行かれ、7000万円の借金まで背負ってしまったという。そこまで貢いでしまった原因について及川さんは「経済力もあって精神的にも自立している女の不遜な遊びですね」と振り返る。「毛並みのいい野良犬を拾ってきて一流の男に仕上げたかったんですよ、それは私の思い上がりだと思います」と過去の自分を分析していた。

■離婚が決まっても尚

 その後元夫の浮気が発覚し離婚が決まった。しかしそれでもSkypeでお金を無心され続けたという。しかしお金を渡す段になり、ニヤリと笑った元夫をみて全てが覚めたという。その後及川さんは元夫を相手取り裁判も起こし、再生に向かって歩きだした。7月に自伝を出版したのも「どこかで記録を残したい、という気持ちがあった」と語り、また犯罪に近いことまでしてきた元夫に「社会的制裁を加えるっていうところもあります」と話した。また現在は12月公演予定のミュージカル「プリシラ」の訳詞もてがけている。

 ミュージカル「プリシラ」は12月から東京の日生劇場にて上演の予定。「ノンストップ!」は毎週月曜から金曜朝9時50分からフジテレビ系列にて放送中。

Book Bang編集部

Book Bang編集部
2016年10月6日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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