女優の杏 コスプレ年賀状作りをためらう「お母さんになったのに続けてていいのだろうか……」

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 女優の杏さん(30)とナビゲーターの大倉眞一郎さんが毎週1冊ずつ本を持ちより紹介するJ-WAVEの番組「BOOK BAR」。10月9日の放送で杏さんは大自然をめぐる紀行文、大倉さんは南伸坊さんの爆笑の一冊を紹介した。

■日本最東端へ向かった作家

杏さんは「行ける、行けないが絶妙。でも、行きたい!」と『南鳥島特別航路』池澤夏樹[著](新潮社)を紹介した。同書は作家の池澤夏樹氏による12編の紀行文を収録した一冊。杏さんが注目したのは表題ともなっている日本最東端に位置する絶海の孤島、南鳥島への旅。南鳥島はわずか1.5平方キロメートル程度の小さな島。一般の市民の定住者はおらず、気象庁職員や海上自衛隊員などの職員のみが常駐している。

 同書が書かれた当時池澤氏は補給船に同乗し、日本国内であるのに到着まで3日半もかかったという。その遅さでさえも、昭和初期の詩人金子光晴が『マレー蘭印紀行』(中央公論新社)で描いたような世界を肌で感じられた、と池澤氏は述べていると杏さんは紹介した。杏さんも「行ってみたいなあ。でも無理でしょう」と語りながら、贅沢な時間の使い方と困難な旅への憧れをあらわしていた。

■南伸坊が羽生結弦に!

一方大倉さんは「何事も本気でやると本気さが伝わってくる」と『本人遺産』南伸坊[著]南文子[写真](文藝春秋)を紹介した。おむすび型の頭で有名なイラストレーター・編集者の南伸坊さんが著名人「本人」になりきり、それを妻の文子さんが撮影するというシリーズの最新作にして完結編。今回南さんが「本人」になるのはショーンKに号泣議員、小保方晴子、又吉直樹に錦織圭、壇蜜、ドナルド・トランプ、羽生結弦にのん(能年玲奈)など多彩な顔ぶれ。

大倉さんは「似てようが似てまいがどうしても笑ってしまう。電車の中で読んでしまって失敗したなあ」と絶賛。杏さんは「顔に筆の跡とか、ある種の雑さがすごい(笑)」と終始くすくすと笑いが止まらない様子だった。無理を承知で本気で取り組む南さんの姿勢に大倉さんは「大変な努力ですよ。何事も本気でやるといいことあるんだな」と感心していた。

 杏さんも毎年年賀状でコスプレをすることで有名。寅年にフーテンの寅さんのコスプレをしたところ思わぬ反響があり、恒例になったという。ただ今年はお子さんが生まれ、仕事もセーブしているのに「お母さんになったのに、そんな遊びに労力を割いてしまっていいんだろうか?」とためらいをあらわしていた。

 また3週連続ゲストのクリープハイプの尾崎世界観さんが『十年ゴム消し』忌野清志郎[著](河出書房新社)を紹介。また下北沢の書店B&B店長の寺島さやかさんが宮城県のリトルプレス『てくり』の最新刊22号を紹介した。

BOOK BAR」はJ-WAVEにて毎週日曜0時(土曜深夜)から放送中。

Book Bang編集部

Book Bang編集部
2016年10月14日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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