円楽ばりのブラックさ! 稲垣吾郎が桂歌丸のハゲ&死亡をネタに毒舌謎かけを披露

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 SMAPの稲垣吾郎さん(42)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」に10月21日、落語家の桂歌丸さん(80)が出演した。歌丸さんのこれまでの歩みと日本テレビの番組「笑点」裏話が披露され、稲垣さんを相手に大喜利の司会も務めた。

■歌丸さんの半生を綴った一作

 今週の課題図書は『歌丸 極上人生』(祥伝社)。生い立ちから血気盛んな若かりし頃のエピソード、笑点メンバーの裏話など噺家生活65年を迎えた歌丸さんの半生記となっている。

 歌丸さんは二・二六事件の起こった1936年生まれ。横浜の花街に生まれ、生家はなんと女郎屋だという。そこで人の裏面を見て育ったことが落語においても役立ち、廓話のマクラは全て自分の生家の実話を基に話していたという。

 歌丸さんは1951年15歳で古今亭今輔師匠に弟子入りする。1958年22歳、二つ目のころにあまりの出番のなさから師匠に内緒で落語協会に抗議をしたという。その行為は落語界では言語道断。師匠のもとに居づらく破門同然となり、一時は生活の為に化粧品のセールスマンもしていたという。その後師匠に詫びを入れ、兄弟子の桂米丸の元で落語界に復帰した。

■長寿番組の秘訣

 1966年29歳で「笑点」の開始と同時にレギュラーの座を獲得した。番組を立ちあげた立川談志と番組の方針を巡り対立し一時は降板したこともあったが、50年間レギュラーメンバーとして出演し、2016年5月22日の放送をもって勇退した。

「笑点」が50年以上も続く長寿番組となった秘訣を前掲書の中で2点あげている。一つ目は舞台の上では皆同列の立場だが、楽屋では上下の立場をわきまえ、和を大事にしているということ。もうひとつは無理に変えようとしないこと。「変えようとするから失敗する。自然に変わるのを待つ」と無理に変わろうとしなかったことも秘訣だと明かしている。

■ブラック稲垣

 番組最後には「笑点」そっくりのセットで歌丸さんを司会に迎え「ゴロ点」が行われた。稲垣さんと番組アシスタントの外山惠理アナウンサー(41)が謎かけに挑戦。

稲垣さんは「桂歌丸師匠とかけまして一流のスタントマンと解きます。その心は、けがない」。外山アナも「桂歌丸師匠とかけまして最新のスマホと解きます。その心は、ずいぶん薄くなりました」と2人は「笑点」でも行われていたように歌丸さんの頭部をダシに笑いをとった。

 また稲垣さんは「桂歌丸師匠とかけまして、ゆく年くる年と解きます。その心は、もうカウントダウンが始まっている」と三遊亭円楽さん(66)ばりのブラックな答えに歌丸さんは「まあ世の中には恐れを知らぬ方々がいらっしゃる」と笑いながら座布団を連発。しかし最後には「座布団1枚につき1万円支払って頂きます」と掛け合いを楽しんでいた。

ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜0:58から放送中。次回のゲストは引頭麻実さん。

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年10月21日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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