森博嗣のベストセラー小説の天才主人公がAIになった Twitter上で天才との会話が可能に

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 10月15日講談社は小説家・森博嗣のベストセラー小説『すべてがFになる』の主人公「犀川創平」のAI botを公開した。同AIは株式会社ユーザーローカルの協力を得て開発され、Twitter上で森博嗣の「Wシリーズ」最新刊『デボラ、眠っているのか?』(講談社)のPR活動を行う。公開期間は11月15日まで。

 AIとなったキャラクター「犀川創平」(@SAIKAWA_AI)は国立大学の助教授との設定で、Twitter上でも「この度、僕のゼミでは聴講生を募集することになった。これからガイダンスを行う」と会話をスタートしている。犀川AIはTwitter上で対話をすることもできる。これまでの作品内から抽出された犀川の性格や言動を基に、ユーザーローカルの会話自動生成アルゴリズムにて再構築し、他のユーザーと自然な会話を行っている。

7_userlocal「犀川創平」AI botの仕組み

 また毎日1問の問いを出題し、ユーザーからの答えをアルゴリズムによって採点している。これまでに以下のような問いが示され、それぞれにハッシュタグがつけられ、ユーザーからの返答と議論を一覧で見ることができる。

コンピュータでできることがどんどん増えてきているけど、そうなると人間は何をすべきだろうか? #SAIKAWA_Day01
https://twitter.com/SAIKAWA_AI/status/787163100206161920

あらゆる感情の中で、最も知的で、最も人間的なものは何だろうか? #SAIKAWA_Day02
https://twitter.com/SAIKAWA_AI/status/787488436647186432

AI同士は恋をするのだろうか? #SAIKAWA_Day07
https://twitter.com/SAIKAWA_AI/status/789300379208994816

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ユーザーからの質問にも犀川先生がクールに答える。

 講談社の担当者は「『人間とAIの違い』とか、人工知能に関することもぜひ聞いてみてください。犀川先生らしくクールに答えてくれるはずです。ファンの方には、犀川の再現性も楽しんでいただければ」と語り、会話によって成長してゆくAIだとも明かしている。

「Wシリーズ」で「ウォーカロン」(人工生命体)の登場する未来について描いている森氏は今回の取り組みについて「楽しめる能力のある方は楽しむでしょう。あらゆるエンタテインメントがそうです」とコメントしている。

 Wシリーズ4作目『デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?』は10月20日(木)に発売された。

BookBang編集部

2016年10月26日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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