映画監督があげた原作もの映画でやってはいけない3つのこと「無駄な恋愛」他

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 女優の杏さん(30)とナビゲーターの大倉眞一郎さんが毎週1冊ずつ本を持ちより紹介するJ-WAVEの番組「BOOK BAR」。この日は杏さんの初主演映画「オケ老人!」監督の細川徹さんが出演し、原作では男性だった主人公を、映画では女性にした理由を語った。

■笑えて泣けるクラシックエンタメ

「オケ老人!」は、杏さん演じる高校教師が間違えて老人ばかりのアマチュアオーケストラに入団してしまうところから物語は始まる。杏さんは老人たちを率いて指揮者として奮闘し、老人たちもそれに刺激を受け、変わってゆく。笑いあり涙ありの新感覚クラシックエンターテインメント。小説家の荒木源さんの同名小説(小学館刊)を原作としている。

■原作ものを映画化するときにやってはいけないこと

 番組に登場した細川監督はまず、原作ものを映画化するときにやってはいけないこととして「性別を変える」「無駄な恋愛要素を入れる」「新キャラを出す」などをあげた。「僕は原作至上主義(原理主義)なのでなるべく原作に沿いたい」と考えていたという細川監督。しかし4年前にオファーを受けてから、色々な男性の俳優をキャスティングしようとしたり、脚本を書き直してきたが「面白い本で絶対いい映画になるのに、何かが足りない」とプロデューサーも含め皆が思っていたという。

■それでも変えた理由

 しかしある日「女性に変えませんか」との話をもらい「駄目なやつがきた(笑)と思った」そう。しかし「杏ちゃんどうですか」とあげられた時に「あっ!っと思って。杏ちゃんが主人公だったら全部ははまる」と感じ、原作にとってもマイナスは何もないと考えたという。老人たちにふりまわされる若者というギャップが女性になってより強くなり、面白味が増したという。また小柄な老人たちと背の高い杏さんの対比のある画もかわいいしおかしい、と女優さんのなかでも「杏ちゃんしか考えられない」と強調していた。

 映画をみた大倉さんは杏さんの演奏ぶりにも感心をあらわした。「このトレモロは絶対嘘だ!」と思うくらい指が動いておりびっくりしたというが、細川監督は杏さんが他の仕事現場や旅行先にまでバイオリンを持参し練習していたと明かしていた。

 またこの日は3週連続ゲストで今週が最終回のアニメーション・プロデューサーの石井朋彦さんが『マクリーンの川』ノーマン・マクリーン[著](集英社)を紹介した。

 「BOOK BAR」はJ-WAVEにて毎週日曜0時(土曜深夜)から放送中。

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年11月11日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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