又吉直樹が「今年読んだオススメの5冊」を発表[アメトーーク!読書芸人特集①]
テレビ・ラジオで取り上げられた本
又吉直樹が「今年読んだオススメの5冊」を発表 若林・光浦も絶賛したのはあの一冊!
11月10日に放送されたテレビ朝日の番組「アメーーク!」で恒例の「読書芸人」企画が開催され、読書芸人4人が今年読んだオススメの5冊を持ちより紹介した。また書店に出かけそれぞれが1万円分の本を買うという企画も行われた。
今回読書芸人として登場したのは芥川賞作家でもあるピースの又吉直樹さん、オアシズの光浦靖子さん、オードリーの若林正恭さん、そして初登場となったメイプル超合金のカズレーザーさん。
■又吉直樹オススメの6冊
又吉さんは「今年読んだオススメの5冊」と言いながら、選びきれず6冊を選出。
『コンビニ人間』村田沙耶香[著](文藝春秋)
『マチネの終わりに』平野啓一郎[著](毎日新聞出版)
『異類婚姻譚』本谷有希子[著](講談社)
『夏の裁断』島本理生[著](文藝春秋)
『私の恋人』上田岳弘[著](新潮社)
『私の消滅』中村文則[著](文藝春秋)
『コンビニ人間』は若林さんと光浦さんも今年の5冊に選出していた。光浦さんは「文章が読みやすいというか、すごくさらさらさらと入ってくるの」と絶賛。若林さんは「コンビニで働いてる人が自分を見付けて出ていくみたいな話は多かった。でもコンビニに入って楽になるってあんまないよね」と特異な設定を賞賛し、又吉さんも「終わり方も人それぞれ感じ方が違う」とうなずいていた。
『マチネの終わりに』については「わくわくする。これもう男同士やったらコンビ組むやんみたいな」と天才ギタリストとジャーナリストの女性の恋愛を描いた作品に胸を躍らせていた。
今回紹介された本は東京の代官山蔦屋書店にて1カ月の間特設コーナーが設けられ、読書芸人達のセレクトを手にとって確認することができる。また放送後には他の大手書店の公式Twitterも反応を示しており、各書店でも同様に「アメトーーク! 読書芸人コーナー」が組まれている模様だ。
■1万円で又吉直樹が買った本
また読書芸人たちが「1万円を渡したらどんな本を購入する?」との検証が行われ各人のセレクトが発表された。
又吉さんがセレクトしたのは以下の4冊。
『虚人の星』島田雅彦[著](講談社)
『酔狂市街戦』戌井昭人[著](扶桑社)
『聖痕』筒井康隆[著](新潮社)
『井上井月研究』中井三好[著](彩流社)
「アメトーーク!」はテレビ朝日系列にて木曜よる11時15分と日曜よる6時57分より、週2回放送中。
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