「アメトーーク! 読書芸人」の影響続く 待望の芥川賞候補作『あひる』発売【文芸書・ベストセラー】

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 11月13日~11月19日のAmazonの文芸書売り上げランキングが発表され、第1位は第155回芥川賞を受賞した村田沙耶香さんの『コンビニ人間』となった。

 第2位は平野啓一郎さんの40代の切なすぎる恋愛を描いた『マチネの終わりに』。第3位は東野圭吾さんのミステリー仕立ての恋愛小説『恋のゴンドラ』となった。

 今週の1位から3位は前週と変わらず。11月10日放送のテレビ朝日の番組「アメトーーク!」で行われた「読書芸人」企画で取り上げられた書籍が引き続きランクインしている。

 18日に発売された『あひる』今村夏子[著](書肆侃侃房)も「アメトーーク!」でとりあげられた一冊。今回は11位と残念ながらランキング圏外となったが、単行本発売前から第155回芥川賞の候補作に選ばれ、「アメトーーク!」ではオードリーの若林正恭さんが絶賛しており話題性は抜群。今後の売れ行きに期待だ。

1位『コンビニ人間』村田沙耶香[著](文藝春秋)

 36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて……。現代の実存を軽やかに問い、正常と異常の境目がゆらぐ衝撃のリアリズム小説。第155回芥川賞受賞。(文藝春秋ウェブサイトより抜粋)

 Book Bangでは写真家の長島有里枝さんと、文芸ジャーナリスト佐久間文子さん、書店員さんによる書評が掲載されている。

長島有里枝さん(写真家)レビュー
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異質な自分をめぐって
社会生活のあらゆる場で、自分が「異質」だと思い知らされているのに、自分のなにが「悪い」のかはいつまでたってもわからない。芥川賞に決まったこの作品の主人公を通して、見えてくるのは自分にも馴染(なじ)み深い、そんな世界だ。…
http://www.bookbang.jp/review/article/516453
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佐久間文子さん(文芸ジャーナリスト)レビュー
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ひっそり異議を唱える芥川賞受賞作『コンビニ人間』
「コンビニ人間」と聞いて、あなたはどういう人間を想像するだろう。他人に都合よくつかわれる人? いつもコンビニにいる人? それともコンビニのご飯ばかり食べている人だろうか。
 本書の主人公、三十六歳独身の恵子はそのいずれにも当てはまる、べテランコンビニ店員である。一つの店舗に十八年という勤続期間の長さは「コンビニのバイト」というどこの街にもいる透明な存在に特別な重みを与え、バイト仲間や学生時代の友人からの「なぜ?」という質問を誘発してしまう。…
http://www.bookbang.jp/review/article/517103
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渕書店さんレビュー
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「人生それぞれ。何が悪い?ゴーゴー!!」
主人公の周囲に対する冷めた温度感は読者を妙に安定させる。清々しくて心地いい。社会学的見地から読めばまた別の読みかたも生まれるのであろうがそんな読み方はしなかった。彼女の生きざまを「障害」とみる見方もあるし、彼女の周囲はそう考えるわけだが――。…
http://www.bookbang.jp/review/article/517515
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2位『マチネの終わりに』平野啓一郎[著](毎日新聞出版)

天才ギタリストの蒔野(38)と通信社記者の洋子(40)。深く愛し合いながら一緒になることが許されない二人が、再び巡り逢う日はやってくるのか――。出会った瞬間から強く惹かれ合った蒔野と洋子。しかし、洋子には婚約者がいた。スランプに陥りもがく蒔野。人知れず体の不調に苦しむ洋子。やがて、蒔野と洋子の間にすれ違いが生じ、ついに二人の関係は途絶えてしまうが……。芥川賞作家が贈る、至高の恋愛小説。(毎日新聞出版ウェブサイトより)

3位『恋のゴンドラ』東野圭吾[著](実業之日本社)

 この恋の行方は天国か地獄か―― 真冬のスキー場にやって来た男女。日常を離れた大雪原を舞台に彼等の恋は走り出し、やがて思いもよらない結末を迎える!? 「恋をするには愛以上に覚悟と度胸が必要―書きながら改めて思いました。」東野圭吾(実業の日本社ウェブサイトより)

 4位以下は次の通り。

4位『蜜蜂と遠雷』恩田陸[著](幻冬舎)

5位『トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業』梶山三郎[著](講談社)

6位『空に住む 三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE CD付き』小竹正人[著](講談社)

7位『カエルの楽園』百田尚樹[著](新潮社)

8位『夜行』森見登美彦[著](小学館)

9位『四月になれば彼女は』川村元気[著](文藝春秋)

10位『私の消滅』中村文則[著](文藝春秋)

Amazon文芸書売り上げランキングより 集計期間11月13日~11月19日〉

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年11月25日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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