女優の杏「いいものを持てば病みつきになりますよ」鋼の包丁の良さを語る

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 女優の杏さん(30)とナビゲーターの大倉眞一郎さんが毎週1冊ずつ本を持ちより紹介するJ-WAVEの番組「BOOK BAR」。11月27日の放送で杏さんは京都の包丁店「有次」を紹介した本をとりあげ、良い調理器具を持つことの価値を語った。

■鋼の包丁の魅力

 杏さんは「いいものを持てば病みつきになりますよー」と『Aritsugu 京都・有次の庖丁案内』藤田優[著](小学館)を紹介した。同書は京都・錦市場商店街に店を構える庖丁店「有次 錦店」についての一冊。なぜ有次の包丁は人気があるのか? 職人や料理のプロたちを丁寧に取材し、そのこだわりから、お店での買い方、手入れの仕方など有次の包丁をめぐる全てがまとめられている。全ての文章が英語でも表記されており、外国人にも人気の包丁だけに海外の方へのプレゼントとしても最適な一冊だ。

 杏さんは有次の製品ではおろし金を愛用しているという。全長24cmほどのどっしりとした大きなおろし金は、その大きさと重さでとても使いやすいと絶賛。値段については「おろし金でこの値段かあ、となると思うけど、一生ものですからね」とそれだけの価値があるものだと述べた。

 また杏さんは燕三条や堺・関など各地で作られた包丁を何本か使用しており「鋼で作られた包丁はしっとりとした重みがあり、それが良く切れる。」とこだわりを語る。鋼でつくられた包丁や鍋は手入れが大変なため「試されるものではありますが、ぜひ人にもお薦めしたいものです」と本物の調理器具の良さを熱弁した。


■英雄か犯罪者か

大倉さんは「あなたならどうする? と聞かれても……」と小説『テロ』フェルディナント・フォン・シーラッハ[著](東京創元社)を紹介した。同書はテロの過程を描いたものではなく、テロを防いだ男性がどのように裁かれるのかを描いた一冊。テロリストは7万人が熱狂するスタジアムに旅客機を墜落させようと目論む。ハイジャックされた旅客機を独断で撃ち落とし、164人の乗客の命と引き換えに7万人を救った空軍少佐。果たして彼は英雄か犯罪者か? 戯曲形式で描かれる法廷劇だ。

 多くの人を助けるために少人数の人を犠牲にしてよいのか? 究極の判断を迫ってくる本書を読んだ大倉さんは難民問題を引き合いに出し「我々は究極の判断を常に突きつけられているのではないか。知らないだけでシャットアウトしているだけで問い続けられている」と気付かされたと語った。

 3週連続ゲストで今週が最終回の野宮真貴さんは「いつでもいちばん美人に見えるテクニック」を書いたと上梓したばかりの『赤い口紅があればいい』(幻冬舎)を紹介。また千駄木の往来堂書店店長・笈入建志さんが『移動図書館ひまわり号』前川恒雄[著](筑摩書房)を紹介した。

BOOK BAR」はJ-WAVEにて毎週日曜0時(土曜深夜)から放送中。

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年11月29日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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