稲垣吾郎「君の名は。」を見てナルシスティックな告白「女の子になった自分を見てみたい」

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 SMAPの稲垣吾郎さん(43)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」に12月9日、映画監督の新海誠さんが出演した。稲垣さんは「君の名は。」のアフレコに挑戦した。

■2016年文庫売り上げナンバーワン

 邦画歴代興行収入第2位となった映画「君の名は。」。監督の新海誠さん自らが書いた小説版『小説 君の名は。』(KADOKAWA)が今回の課題図書。社会現象となった映画に続き、小説でも135万部を突破し今年の文庫ナンバーワンのベストセラーとなっている。

■映画→小説→映画がベスト

 稲垣さんは「君の名は。」を一人で渋谷の映画館ヒューマントラストに午前中に見に行ったと明かし、「感動しましたし、また見に行きたい。これ(小説)読んだからもう一回見に行きたくなる」と絶賛した。10月8日放送のTBS「王様のブランチ」のブックコーナーで新海さんは「映画とは『身をゆだねるもの』、小説とは『自ら入りこむもの』と違いを語っており、映画をまず見て、その後小説で主人公の心情を確かめて、また映画館に行くのがベストだと語っていたが、稲垣さんはまさにその流れにハマってしまった様子だった。

■明日出会う人が特別な人かも

 番組に登場した新海さんは「シンプルなボーイミーツガール、男の子と女の子が出会う話を作りたいと思った」とそもそもの製作意図を明かした。そこにひねりを加え「出会って始まる物語じゃなくて、出会ったところから始まるんじゃないかって物語。出会う前の2人を描きたかった」と語る。「僕達が常にそういう状態にいると思う。明日出会った人はもしかしたら、その人が特別な人かもしれないですし」と多くの人の共感を呼ぶ「君の名は。」の根底に流れる考え方を明かした。

■女の子になった自分を見てみたい

 また稲垣さんに「男女が入れ替わるという設定は?」とその意図を聞かれ、人は相手を通じて自分を知ることが多いと述べ「入れ替わって相手の周りの人間関係を見ることでその人に惹かれていっちゃうような少年少女の話にしたい」と不思議な設定の誕生秘話を明かした。

 新海さんに「入れ替わりたいとか女の子になりたいって思いませんか?」と問われた稲垣さんは「女の子に生まれ変わって自分を見てみたい」とナルシスティックに告白。「俺そうとう美人だなみたいな?」と新海さんにツッこまれていた。

 その後はアニメ監督の仕事の詳細やアフレコの方法に話は及び、稲垣さんと番組アシスタントの外山惠理アナウンサー(41)が「君の名は。」の主人公2人のアフレコを披露した。

ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜0:58から放送中。次回のゲストも引き続き新海誠さん。

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年12月10日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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