おせちは最強の開運フード! 2017年をハッピーにするポイントは?

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気学の開運法の中に、欲しい運気を強める食材を日取りの良いときに食す「食風水」という考え方があります。節の始まり、これから伸びていく運気に満ちたお正月に、欲しい運を持った食材を体内に取り込むこと、それ自体が「開運行動」になるのです。

なかでも「おせち料理」は、日本古来の暦や言霊信仰に則った開運の仕掛けがコンパクトにギュギュッと詰まる最強の開運フード。何万円もする高級おせちを買うのも気分が良いですが、叶えたい願いがあるなら、その食材だけでも誠実に自分の手で用意してみましょう。強運を引き寄せる力は、思いを込めて料理をするところからすでに始まるのです。

そんな開運フードである「おせち料理」を、料理研究家の本田明子さんの近著『娘に伝えたい おせち料理と季節のごちそう』からいくつかご紹介します。

■恋愛運アップ「縁結び」おせち

【手綱こんにゃく】
三段重なら三段目に入っているお煮しめ。なかでも「入っていたっけ?」と思うくらい地味な存在のこんにゃくですが、実は「手綱結び」にすることで、文字通り「良縁を結ぶ」願いが込められるのです。
四角の端をまん中に二度くぐらせるだけと、ちょっと凝った見た目に比べて案外簡単にできるので、一度やり方を覚えて、ここぞと言うときにいつでも良縁成就の願をかけてお料理に使うと、欲しい良縁を引き寄せる力がどんどん体に取り込まれて強力に!

【紅白かまぼこ】
お料理が本当に本当に苦手という人でもこれならできる、紅白かまぼこに飾り包丁を入れるだけという簡単縁結びアイテム。かまぼこの色つきの皮部分を手綱こんにゃくと同じように二度輪にくぐらせるだけで、こんなにかわいく仕上がります。
紅白という色合わせに、そもそも良い運を呼び込む力があり、どんな形にも加工しやすい食材なので、結び形にしたり松や鶴の形にしたりと縁起の良い形をいろいろ試してみて。今年は運気も料理の腕前も一緒に上げてしまいましょう。

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紅白かまぼこ

【昆布巻き】
「よろこぶ」という言霊のほかに、昆布には子が生まれるという意味が隠されているので、今年こそ「良縁=おめでた」を祈念する人は、おせちの昆布巻きだけでも心を込めて自分で巻いてみましょう。水で戻した昆布の中心に塩鮭を巻いてかんぴょうで結ぶだけと、とても簡単。
昆布の出汁と酒、しょうゆ、みりんで甘辛に煮付ければ日持ちするので、常備菜として冷蔵庫で普通に1週間くらいおいしくいただけます。食べるたびに「良縁、おめでた、よろこんぶ」と、縁起の良い言葉を心の中に意識して運を強め、残さずに食べきりましょう。

■金運アップ「富貴栄達」おせち

【栗きんとん】
おせちに欠かせない、主役アイテムのひとつである栗きんとんは、古来から金運アップを祈願する役割でお重に詰められてきました。まず風水的な見立てで黄色いが金運に通じることはひろく知られています。そして「ん」が付く言葉には金運召還の意が込められているので、2回も出てくる「きんとん」はお正月から口にすること自体縁起の良い言葉。しかも漢字で書くと「金団」なので、文字の象意からも文句なく強力に金運を引き寄せている食べ物なのです。商売繁盛を願う方は、甘いからとか言って食べない手はありません。

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栗を入れるのが面倒ならサツマイモだけで茶巾絞りにすれば作るのも簡単!

【きんかん】
上で紹介した「きんとん」と同じく、①色が黄色、②「ん」が2回で金運召還に縁起の良い言葉、そして③漢字を当てると「金柑」と、文字の象意からも金運を招く食べ物なので、きんとんの甘さが苦手な人や、幾重にも効果を増幅したい人にはサブアイテムとしてこちらもオススメ。金運以外にもきんかんの実には、食べると風邪をひかないという健康運アップの効果も。冬中手に入りますから、砂糖と水で煮込んでおくだけでOK。おせち料理としてはもちろん、冷蔵庫保存で春までずっと健康と金運をバックアップしてくれますよ。

【ささみのべっこう漬け】
「べっこう漬け」というのは揚げ物をお酢と砂糖としょうゆで漬けた甘酸っぱい「南蛮漬け」のことです。「鼈甲(べっこう)」は亀の甲羅から取れる、古来世界中で珍重された高級装飾素材の名なので、「南蛮漬け」と呼ぶより「べっこう漬け」と呼ぶ方が言葉のグレードが上がり、縁起が良くなります。茶色を鼈甲色(飴色)と呼ぶことにかけて、お正月に食べる場合は「べっこう漬け」と呼ぶ習わしです。自分で作るなら、黄色いしょうがをせん切りにしてまぶし、味も美味しくなる上にさらなる金運を招く仕様でいただきましょう。

■仕事&勉強運アップ「目標達成」おせち

【八幡巻き】
八幡巻きの中心に巻かれた「ごぼう」は、おせち料理の中で形を変えて何通りにも使われ、茶道の初釜に出される縁起物の和菓子「はなびら餅」にも使われるなど、縁起の良い野菜。それというのも、ごぼうには「大地に根を張り、家族や仕事の土台が盤石になる」という象意があるから。今年、自分にとってたいせつな何かをしっかり根付かせたい、安定させたいという願いを持っているなら、思いを込めて新年の節目に食べると効くアイテムなのです。お弁当にも使えるので、受験や仕事で頑張って欲しい家族にも作ってあげましょう。

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八幡巻き

【伊達巻き】
伊達巻きの巻き上がりの姿形が、昔の書物やお経(巻物)に似ていることから、もともと年の始めに子弟の学問成就を祈願して奉納されてきた、縁起物料理。昔はそれぞれ家庭で魚の身をすりつぶすところから手間をかけて作っていましたが、今ならハンドブレンダーなどで「はんぺん」と卵を混ぜ合わせ、オーブンの天板に流し込んで四角く焼き上げ、ロールケーキの要領でくるくると巻くだけでできます。受験を控えたお子さんがいるお家なら今年は、かまぼこ屋さんで売られている出来合いの物ではなく、母の手作りでぜひ。

【松風焼き】
「松風」というのはもともと能の演目のひとつで、舞台になっている砂浜の裏寂しい情景から転じて、「裏が寂しい」=「裏がない」という言葉の意味と、表側にケシの実が振られ、裏側には一切飾りも何もない仕上がり(裏に何もない)姿とを重ねて名付けられた、しゃれの効いたお料理だったようです。やがて「裏がない」ことから、「だまさない」「正直にまっすぐ生きる」というプラスの意味を帯びだし、いつしかお正月のお重に入る開運メニューに昇格しました。作るなら裏はケシの実一粒たりとも付けずに仕上げるのが開運の鍵。

このほか「出世魚」ブリの西京焼き、遠くまで見通しがきくことから「未来が明るい」という意味を持つレンコンのお煮染めなども、古来より仕事運や勉強運アップに効く開運食材として語り継がれています。ぜひ元旦の食卓に採り入れてみてください。

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『娘に伝えたい おせち料理と季節のごちそう』本田明子[著]
近頃では、なかなか母から娘へと教わることもなくなってしまった「三段重の正統派おせち」。「母料理」の第一人者・本田明子先生が、現代のお台所事情にあわせて改めて作りやすく解説した、一度きちんとつくってみたかった「正統派のおせち料理」から、お重すら持っていないけど、お皿に盛るだけでおせち気分を味わいたいときに作る「五品おせち」、余ってしまったおせち材料で作る甘味やバリエーションレシピまで。気分で選べる、おせち料理レシピを徹底解説。また、先生自身が大好きで思い入れがあるという「雑煮」と「お餅」のバリエーションも1章を立てて多数紹介。最終章では「冬至」から「ひな祭り」まで、冬から春の季節行事の料理もたっぷり紹介。家庭行事料理の基本をすべて使い勝手良く1冊にまとめました。

講談社
2016年12月27日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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