「逃げ恥」星野源と12人の曲者の対談集がランクイン「雑談の中に本質がある」【文芸書・ベストセラー】

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 12月12日~12月18日のAmazonの文芸書売り上げランキングが発表され、第1位は米澤穂信さんの青春ミステリ〈古典部〉シリーズの最新作『いまさら翼といわれても』が獲得した。

 第2位は日経新聞朝刊の宮部みゆきさんの連載「迷いの旅篭」の単行本『三鬼 三島屋変調百物語四之続』。第3位は年末恒例のミステリランキングムック『このミステリーがすごい! 2017年版』となった。

 4位以下で注目は6位にランクインした『星野源雑談集1』。20日に最終回を迎えたTBSの火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で話題の星野源さんが笑福亭鶴瓶、西川美和、ケンドーコバヤシ、宇多丸、みうらじゅんら12人と語り合った対談集。星野さんは「雑談の中に本質がある」と述べ、曲者揃いの対談相手と星野さんの素顔や人柄がよくわかると話題だ。

また同書を発行するマガジンハウスは星野源ブームにあわせ文藝春秋より文庫化されている星野さんのエッセイ『働く男』の単行本を異例の増刷。単行本表紙の星野さんは渋いスーツ姿で文庫版とはまた違った印象で、ファンならば文庫・単行本どちらも揃えたくなるのは必至だ。

1位『いまさら翼といわれても』米澤穂信[著](KADOKAWA)

 累計205万部突破の〈古典部〉シリーズ最新作! 誰もが「大人」になるため、挑まなければいけない謎がある――『満願』『王とサーカス』の著者による、不動のベスト青春ミステリ! 奉太郎、える、里志、摩耶花――時間は進む、わかっているはずなのに。〈古典部〉4人の過去と未来が明らかになる、瑞々しくもビターな全6篇。(KADOKAWAウェブサイトより抜粋)

2位『三鬼 三島屋変調百物語四之続』宮部みゆき[著](日本経済新聞出版社)

 江戸の洒落者たちに人気の袋物屋、神田の三島屋は“お嬢さん”のおちかが一度に一人の語り手を招き入れての変わり百物語も評判だ。決まり事はただひとつ。聞いて聞き捨て、語って語り捨て。己の胸に秘めておくには辛い、不思議な話、せつない話、こわい話を語りに、<黒白の間>へやってきたお客があの世やあやかしの者を通して語り出したのは――(日本経済新聞出版社ウェブサイトより)

3位『このミステリーがすごい! 2017年版』『このミステリーがすごい!』編集部[編](宝島社)

 元祖、ミステリー&エンターテインメント・ランキングBOOKの決定版!「ハズレなし」と絶大な信頼を誇る2016年の国内&海外新作ミステリー小説ランキングをはじめ、過去のすべての短編を対象にした、「オールタイム・ベスト海外短編ミステリー ベストテン」を発表。超人気作家による自身の新刊情報&特別エッセイなど、人気コンテンツも充実。(宝島社ウェブサイトより)

 4位以下は次の通り。

4位『コンビニ人間』村田沙耶香[著](文藝春秋)

5位『トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業』梶山三郎[著](講談社)

6位『星野源雑談集1』星野源[著](マガジンハウス)

7位『四月になれば彼女は』川村元気[著](文藝春秋)

8位『カエルの楽園』百田尚樹[著](新潮社)

9位『マチネの終わりに』平野啓一郎[著](毎日新聞出版)

10位『i(アイ)』西加奈子[著](ポプラ社)

Amazon文芸書売り上げランキングより 集計期間12月12日~12月18日〉

BookBang編集部

Book Bang編集部
2016年12月23日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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