香里奈主演『嫌われる勇気』で話題 アドラー本の火付け役 岸見一郎新刊にも注目が【新書・ベストセラー】

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 1月15日~1月21日のAmazonの新書売り上げランキングが発表され、第1位は池上彰さんと読売新聞論説委員の竹内政明さんが文章の書き方を指南する『書く力 私たちはこうして文章を磨いた』となった。

 第2位は変わる入試や学校教育に教師たちがついてゆけるのかと警鐘を鳴らした『2020年からの教師問題』。第3位は空き家の増え続ける日本の住宅事情に警鐘を鳴らした『老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路』となった。

 4位以下で注目は5位にランクインした『幸福の哲学 アドラー×古代ギリシアの智恵』。女優の香里奈さんが主役を務めるフジテレビ系連続ドラマ『嫌われる勇気』(毎週木曜 午後10:00)でも話題のアドラー心理学。2013年に出版された書籍『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)以降何冊ものアドラー本が出たが、そのなかでも定評のある岸見一郎先生の新刊。18日の発売以降はやくも5位にランクインした。

1位『書く力 私たちはこうして文章を磨いた』池上彰[著]竹内政明[著](朝日新聞出版)

 テレビや本で多くの人を引き込む解説をする池上さんと、読売新聞の1面に15年間コラム「編集手帳」を書き続けている名文家・竹内政明論説委員の文章術対談。誰が読んでもわかる、うなる文章の書き方を伝授する。自己紹介から企画書まで幅広く扱う。(朝日新聞出版ウェブサイトより)

2位『2020年からの教師問題』石川一郎[著](ベストセラーズ)

 2020年に廃止となる、大学入試センター試験。以降は「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」と呼ばれる新たなる試験が実施されることとなる。この事実を何となくでも知っている人というのは、少なくないだろう。しかし、このセンター試験廃止の背景に、文科省による大規模な教育改革が存在することを認識している人は、教育関係者でない限りほとんどいない。変わるのは入試だけではない。学校教育は、「知識の習得」を中心とした従来の学習から「知識の活用」を目指すスタイルへと大転換を迫られている。その際鍵を握るのは、教育の実践者である教師であることは間違いない。果たして、現在の教師たちに改革を実行し教育をアップデートすることは可能なのだろうか。(ベストセラーズウェブサイトより)

3位『老いる家 崩れる街 住宅過剰社会の末路』野澤千絵[著](講談社)

 私たちは、「人口減少社会」なのに「住宅過剰社会」という不思議な国に住んでいます。右肩上がりに空き家は増え続け、15年後には3戸に1戸が空き家になってしまうにもかかわらず、都市部では相変わらず超高層マンションが林立し、郊外では無秩序に戸建て住宅地の開発が続いています。住宅過剰社会は住みにくい「まち」の原因です。あなたは最近、自分の「まち」が住みにくいと感じることはないでしょうか?(講談社ウェブサイトより)

 4位以下は次の通り。

4位『国税局査察部24時』上田二郎[著](講談社)

5位『幸福の哲学 アドラー×古代ギリシアの智恵』岸見一郎[著](講談社)

6位『欧米人とはこんなに違った 日本人の「体質」 科学的事実が教える正しいがん・生活習慣病予防』奥田昌子[著](講談社)

7位『ADHDでよかった』立入勝義[著](新潮社)

8位『損する結婚 儲かる離婚』藤沢数希[著](新潮社)

9位『AI時代の人生戦略 「STEAM」が最強の武器である』成毛眞[著](SBクリエイティブ)

10位『ことば選び実用辞典』(学研プラス)

Amazon新書売り上げランキングより 集計期間1月15日~1月21日〉

BookBang編集部

Book Bang編集部
2017年1月28日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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