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- それでもこの世は悪くなかった
- 価格:935円(税込)
1月22日~1月28日のAmazonの新書売り上げランキングが発表され、第1位は佐藤愛子さんの新刊『それでもこの世は悪くなかった』が獲得した。
第2位はNHKの〈クローズアップ現代〉元キャスターの国谷裕子さんの著書『キャスターという仕事』。第3位はテレビドラマでも話題のアドラー心理学を扱った『幸福の哲学 アドラー×古代ギリシアの智恵』となった。
4位以下で注目は4位の『「トランプ時代」の新世界秩序』と9位の『ポピュリズムとは何か – 民主主義の敵か、改革の希望か』。1月20日に大統領に就任して以降、次々と大統領令を発し議論を巻き起こしているトランプ大統領。大統領令が実行に移され世界に大きな影響を及ぼし始めると、「トランプ現象」や「ポピュリズム」について解説し今後の世界を占う同2冊に注目が集まった。日本やアメリカ、世界の今後について多くの人が不安に思っていることが書籍の売り上げにも見てとれる結果となった。
1位『それでもこの世は悪くなかった』佐藤愛子[著](文藝春秋)
人から見たら悲劇かもしれない人生。しかし、正々堂々、力いっぱい生きた私はいま、満足だ――こんな佐藤愛子は、どうしてできた? ワガママ盛りの6歳で聞いた乳母の言葉は、思えば初めての人生の教訓だった。以来、父・佐藤紅緑、母、先輩や友の影響を受けて出来上がったのは、「他人から理解されないばかりでなく、自分でも何かわけのわからない、ヘンな佐藤愛子」。そして二度の結婚に失敗、夫の借金に巻き込まれ、それでも人は幸福に生きられる!93歳、初の語り下ろし人生論。(文藝春秋ウェブサイトより)
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- キャスターという仕事
- 価格:1,012円(税込)
2位『キャスターという仕事』国谷裕子[著](岩波書店)
今という時代を映す鏡でありたい──。従来のニュース番組とは一線を画し、日本のジャーナリズムに新しい風を吹き込んだ〈クローズアップ現代〉。番組スタッフたちの熱き思いとともに、真摯に、そして果敢に、自分の言葉で世に問いかけ続けてきたキャスターが、23年にわたる挑戦の日々を語る。(岩波書店ウェブサイトより)
3位『幸福の哲学 アドラー×古代ギリシアの智恵』岸見一郎[著](講談社)
本当の幸福とは何か? どうすれば、人は幸福になれるのか? 母親の突然の死、父との不和、自身の死の淵からの生還の体験など、生と死をめぐる様々な体験を契機に、著者の岸見一郎氏はこの問題について、永らく考えをめぐらせてきました。もともとギリシア哲学の研究者であった著者がアドラー心理学に出会ったのも、この問題の追求の途上のことでした。本書は、そのような著者の個人的な体験と、ギリシア哲学、アドラー心理学など、人間の幸福に関する歴史上の深い考察を総合した結論としての本格的な幸福論です。(講談社ウェブサイトより抜粋)
4位以下は次の通り。
4位『「トランプ時代」の新世界秩序』三浦瑠麗[著](潮出版社)
5位『書く力 私たちはこうして文章を磨いた』池上彰[著](朝日新聞出版)
6位『応仁の乱 – 戦国時代を生んだ大乱』呉座勇一[著](中央公論新社)
7位『日本の武器で滅びる中華人民共和国』兵頭二十八[著](講談社)
8位『2020年からの教師問題』石川一郎[著](ベストセラーズ)
9位『ポピュリズムとは何か – 民主主義の敵か、改革の希望か』水島治郎[著](中央公論新社)
10位『日本列島100万年史 大地に刻まれた壮大な物語』山崎晴雄[著](講談社)
〈Amazon新書売り上げランキングより 集計期間1月22日~1月28日〉
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