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- マンガでわかる女性とモメない職場の心理学 : 「何が自分と違うのか?」から気持ちをつかむ会話術まで
- 価格:1,100円(税込)
オフィスには、実にさまざまなタイプの女性社員がいて複雑です。多数の心理学関連の書籍を執筆しているポーポー・ポロダクションによると、3517人を対象に「人間関係に関するアンケート調査」を行ったところ、職場の人間関係に困っている人がとても多く、中でも「女性社員にどう接していいかわからない」という悩みを抱える男性社員が、非常に大勢いることがわかったといいます。
このような悩みを解決するために一番大切なのは「女性の心理」を知ることです。女性がどうしてそのような言動をするのか理由を考え、行動の原理を理解すると、うまく付き合う対応策が見えてきます。男性と女性の「違うところ」「違う理由」を知って初めて、異性を尊重し、よりよい人間関係を構築するテクニックが有効に働くのだと思います。
今回は、「心から女性社員を動かすテクニック」の具体例を、ポーポー・ポロダクションの近著『マンガでわかる女性とモメない職場の心理学』の中から、いくつか紹介していきましょう。
「質問」には「質問」で返す
プレゼンを準備している女性から、「プレゼンの当日に着ていく服は、紺が基調の服と白が基調の服、どちらがいいと思いますか?」という質問をされました。さてあなたはどうしますか?
「紺のほうが信頼感を出せるし、プレゼンに向いていると思う」
なんて真顔で答えてはいけません。すぐさまアドバイスをするのはやめたほうがいいでしょう。質問されたら、
「○○さんは、どちらの色の服がいいと思いますか?」
と逆に質問を戻しましょう。
「えーと、私は落ち着いて話せそうだから、紺かな…」と、多くの場合は女性が勝手に答えてくれます。質問するときにはすでに、女性の中には答えがあることが多いのです。質問という形式をとって、賛同してほしいという気持ちが隠されているのです。男性なら女性の回答を受けて、
「紺はいいじゃないですか。プレゼン、うまくいくと思いますよ」
と言って、気持ちよく送り出すのが正解です。
選択肢の中からひとつを勧めた場合、女性が思っていたほうと一致すればいいのですが、そうでないと女性はあなたを否定するかもしれません。それはちょっと危険な賭けです。
「○○さんは、どちらの色の服がいいと思いますか?」と質問を逆にして、そこで本当に悩んでいると感じられたら、そのときはあなたならではの鋭い視点で、アドバイスしましょう。女性からの質問は、反射的に白黒つけてはいけません。女性の気持ちをうまくくんであげることを楽しみながら接してください。
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