ロバート秋山『クリエイターズ・ファイル』の裏話を明かす 稲垣吾郎とコントも

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 稲垣吾郎さん(43)が司会を務める読書バラエティー「ゴロウ・デラックス」に3月3日、お笑いトリオ・ロバートの秋山竜次さん(38)が出演した。秋山さんが人気連載「クリエイターズ・ファイル」で演じる「いそうでいないキャラクター」造形の裏側を明かした。

■ゴロウ・デラックスにふさわしい?

 この日の課題図書は『クリエイターズ・ファイル Vol.01』(ワニブックス)。同書はフリーペーパー「honto+」の大人気連載「ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル」の書籍化第1弾。秋山さんが「実際にいそうな」さまざまなクリエイターに扮してインタビューを受けるこの企画はYouTubeから火が付き、動画の累計再生回数は3000万回を超えている。同書はそのなかから15作品を収め、付属のDVDで動画も楽しめる書籍となっている。

 稲垣さんは秋山さんの登場前に「この番組のゲストにふさわしい方ですか? こういう本も取り扱うんですか?」と苦笑しながら「とはいうもののすっごい面白かった」と楽しんだ様子。

 登場した秋山さんは「なんですか、心配みたいな感じの紹介は」と文句を言いながら「YouTubeで配信していますが、あくまで本なんですよ。付録で動画なんですよ」と熱く語る。インタビューの文章は動画通りにはせず、さらにボケを足して何度も書き直した、と本にも注力していることをアピールした。

■クリエイターズ・ファイル裏話

 秋山さんは企画の成り立ちを「紙面上でコントをやろうと思った」と語り、キャラクターの設定は「普段コントでやっていないようなキャラクター」としたという。例えば、わかりやすい王道のキャラクターである「医者」ではなく「スポーツチームの専属ドクター」とひねり、情報がないなかで「いそうでいないキャラクターをイメージで広げていく」と怪演の裏側を明かした。インタビュー開始前は名前と職業しか決まっておらず、3時間のインタビュー中、最初の1時間は「マジでフワフワしてます」と秋山さんはその場での対応でキャラクターがつくられていることを解説した。

 なかには実在の人物がいると勘違いされたキャラクターもいたという。フリーペーパーでひっそりと連載していたころは「これマジで見てくれてるのかな」と感じていたという。しかし突然ネット上で「トータル・ウェディング・プロデューサー 揚江美子」の動画が「秋山に似ているウェディングプランナーがいる」と話題になったというのだ。その動画が拡散され一躍クリエイターズ・ファイルに注目があつまった。

■稲垣さんお気に入りのキャラクターは?

 稲垣さんはしっかりと動画を分析し、クリエイターズ・ファイルの面白さを研究してきており、動画に写り込むカメラマンの撮影方法が本物っぽいなどとコメント。秋山さんは稲垣さんがしっかりと見てくれていることに感激し「こんな感想言われたのはじめて。イベントやったときすらそんな濃い感想なかったよ」と喜んでいた。

 また稲垣さんは「トータル・脳ガズム・トレーナー パール川辺」のインタビューを朗読。「脳と脳を使って男性と女性が交わりオーガズムを得る」という怪しい主張を読みあげた稲垣さんは「テレビでオーガズムって言ったことない」と笑っていた。

ゴロウ・デラックス」はTBSにて毎週木曜日深夜0:58から放送中。次回3月9日のゲストも引き続き秋山さん。「子役・上杉みち」になりきり稲垣さんとコントを繰り広げる。

BookBang編集部

Book Bang編集部
2017年3月4日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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