メロドラマ・オペラのヒロインたち

メロドラマ・オペラのヒロインたち

著者
岡田 暁生 [著]
出版社
小学館
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784093884501
発売日
2015/11/05
価格
1,650円(税込)

内容紹介

オペラはメロドラマだ!

『オペラの運命』『西洋音楽史』など、クラシック界では異例のベストセラーを放ってきた著者の最新作。NHK Eテレ『スコラ 坂本龍一音楽の学校』出演でも知られる著者だが、軽快な語り口で、まったく退屈せず、初心者でも一気に読めるオペラ入門書である。
内容はワーグナーの楽劇から映画『ゴッドファーザー』まで、硬軟にわたり約20作品を紹介。音楽史に沿って、ヴィオレッタ(「椿姫」)ブリュンヒルデ(「ワルキューレ」)トスカ(「トスカ」)らオペラ黄金時代のヒロインを中心に、ハリウッド映画の金字塔であるスカーレット(「風と共に去りぬ」)、戦後日本の象徴ともいえるマドンナ(「男はつらいよ」「釣りバカ日誌」)まで、“女神”(女主人公)の魅力をたっぷり解説している。ひいてはAKB48のアイドル論に至る分析力は圧巻だ。
著者によると「メロドラマ」の語源は「メロディ」+「ドラマ」で、もともとは音楽劇=オペラを指す。本来オペラとは「大衆が喜ぶたわいない恋愛劇を音楽で盛り上げたもの」であり、映画やTVドラマと同じように「小難しく構えず、いかに素晴らしい音楽を味わい尽くすか」、これこそがオペラの鑑賞術に尽きるのだ。

【編集担当からのおすすめ情報】
オペラは難しいと思っていませんか? オペラは筋書きのないドラマ。オペラを観たことのない方の入門書としてだけでなく、オペラ通の方にはエッセイとしても楽しんでいただける一冊です。おおの麻里さんの小悪魔イラストにもご注目ください!

データ取得日:2024/04/20  書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます