地球の履歴書

地球の履歴書

著者
大河内直彦 [著]
出版社
新潮社
ISBN
9784106037764
発売日
2015/09/25
価格
1,320円(税込)

内容紹介

熱球から始まったこの星はどのように冷え、いかにして生物は生まれたのか? 科学の発達とともに、私たちは少しずつ地球の生い立ちを解明してきた。戦争や探検、数学の進歩や技術革新などのおかげで、未知の自然現象の謎は氷解したのだ。海面や海底、地層、地下、南極、塩や石油などを通して地球46億年の歴史を8つのストーリーで描く。講談社科学出版賞受賞のサイエンティストによる意欲作。

はじめに

第一章 How Deep is the Ocean?
地球創世記/海の広さを知る/永遠に失われた知/先人の足跡/海の深さを知る

第二章 謎を解く鍵は海底に落ちていた
ソナーの登場/海山の謎/ダーウィンとサンゴ礁/地球の表面はジグソーパズル/時代を先取りしすぎた研究/沈む海底

第三章 海底が見える時代
救世主現る/現代のトレジャー・ハンティング/海底に潜む巨大火山/巨大噴火の影響

第四章 秋吉台、ミケランジェロ、石油
白亜の時代/淀んだ海の黒いヘドロ/頁岩から燃料を造る/地球を揺るがす大惨事/温暖化した世界/白亜の終焉

第五章 南極の不思議
神秘の大陸/さまよえる湖、南極編/ライバルたちの大陸/探検家の行く末/新しい時代へ

第六章 海が陸と出会う場所
移ろう海面/生き物が集うホットスポット/氷河時代が過ぎ去って/ノアの洪水/街に隠れた海面変動/人類の足跡

第七章 塩の惑星
戦争や革命も/塩を採る/海の塩/干上がった地中海/死海と塩/塩と生きる

第八章 地下からの手紙
有馬温泉の不思議/地震の前兆と予知/玉川毒水/ニオス湖の悲劇

おわりに

注および引用文献

データ取得日:2024/04/19