気がつけば被告? イライラ社会の法律トラブル

気がつけば被告? イライラ社会の法律トラブル

著者
山田 薫 [著]
出版社
日本経済新聞出版社
ジャンル
社会科学/法律
ISBN
9784532198015
発売日
2016/08/03
価格
858円(税込)

内容紹介

本書は、日経新聞の裁判担当記者が、「心のアンテナ」に触れた無名の判決を紹介する日経電子版の好評連載「法廷ものがたり」(全40回)を書籍化するもの。サラリーマンの悲哀を感じさせる仕事絡みの話から、近所のもめ事、相続や年金をめぐるトラブルまで、裁判記録には人生に関わる興味深いストーリーがたくさん埋もれています。連載時の三コマ漫画も掲載し、身近に潜むリスクの恐ろしさ、人生の悲哀をユーモラスに解説します。

 以下のような「裁判は小説よりも奇なり」を地で行くエピソードが満載。この事件の判決はいかに?
■看取ったのは妻でなく元妻、遺族年金の行方
 妻と長く別居中だった80代の元自治体職員の男性が、12年余りの闘病生活の末に亡くなった。男性にとって、10歳以上若いこの妻との結婚は4度目だったが、関係はすでに冷え切っていた。最期を看取ったのは、戸籍上の妻ではなく、20年前に離婚した70代の元妻だった。
■パワハラ訴訟で発覚、勝訴企業の不都合な「工作」
 上司のパワハラで休職に追い込まれたとして、大手上場企業でインターネット関係の仕事をしていた元社員が訴えを起こした。一審判決は請求の大半を退け、二審判決は「パワハラはなかった」と全面的に否定した。しかし、完勝した会社側も素直には喜べなかったに違いない。判決文には、会社にとって不都合な事実が記載されていた……。

データ取得日:2024/04/25  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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