[新訳]荀子

性悪説を基に現代人にこそ必要な「礼」と「義」を説く

[新訳]荀子

著者
守屋洋 [編集]
出版社
PHP研究所
ジャンル
社会科学/社会科学総記
ISBN
9784569817286
発売日
2014/02/14
価格
1,045円(税込)

内容紹介

人間をどう見るか? 昔から二つの見方があった。「性善説」と「性悪説」である。中国古典のなかで、性善説の立場をとっているのが孔子・孟子の教え、すなわち儒教である。▼これに対し、荀子は孔子の教えを受け継ぎながら、あえて性悪説を唱えた。人間の本性が悪だとすれば、放っておくと、社会そのものが成り立たなくなる。▼そこで荀子が重視したのは「教育」である。守るべき規範を定め、それをしっかりと教え込む必要があるのだという。▼日本は性善説で対応してきた社会。曲がりなりにもそれで治安が保たれてきたのは、世界でも稀な例だという。しかし、いまはその伝統も大きく揺らいできた。そこで、▼・先人の失敗に学ぶ▼・取ろうとするなら与えよ▼・好調を持続するコツ▼・知らないことは知らないと言う▼・名君と暗君の違い▼・臣下としての心得▼・上にどう仕えるのか▼など、現代にこそ必要な人としての基本を、わかりやすい解説で読む。

データ取得日:2024/04/12  書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます