私は一本の木
内容紹介
昭和13年、10歳で故郷の家族と別れ、ハンセン病療養所長島愛生園へ。78年間をこの地で生き、米寿を迎える人が故郷の日々や療友の思い出、夫との暮らしをはじめ、来し方を振り返り、いま思うことを綴る。「長島で精一杯生きてきて、人生に悔いがない」と語る著者の文章は、どこまでも瑞々しく、力強い。ひとつの時代を、自立した精神で生き抜いた女性の姿に多くの人が励まされることだろう。多くの読者を得た『長い道』に続く第二作。エッセイ約50編収録。
データ取得日:2024/04/16
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