井上井月研究
内容紹介
俳諧史に欠落した巨人の全貌を蘇らせる!
“漂白の俳人”の実像と“寂びと幽玄の詩境”の本質!
●かつて芥川作家石川淳が貼った「井月は全国行脚もせず、俳諧漂泊者気取りだ」という言われなきレッテルの嘘を暴く。
●芭蕉俳諧の本質、寂びの詩境を漂白に求め、芭蕉が唱えた「かるみ」の風体を掴んで、寂びと幽玄の詩境を得た作品群。
●近代俳句史上の巨匠・高浜虚子に、時代の先を行く井月の発句と等類、同巣の俳句が多くあること。すなわち井月の発句の素材や趣向が、真似られていたという発見。【第1章 第2節 4井月再亡失】
● 俳諧・和歌研究者、俳人必読の書!
データ取得日:2024/04/22
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