幕末外交儀礼の研究-欧米外交官たちの将軍拝謁

幕末外交儀礼の研究-欧米外交官たちの将軍拝謁

著者
佐野真由子 [著]
出版社
思文閣出版
ISBN
9784784218509
発売日
2016/07/27
価格
5,500円(税込)

内容紹介

日本と欧米の国との正式な外交関係は、安政四(一八五七)年、アメリカ総領事タウンゼント・ハリスの登城・将軍家定拝謁をもって幕を開けた。本書が取り上げるのは、徳川幕府終焉まで計一七例を数えた、欧米諸国の外交官による将軍拝謁。幕府は自らの儀礼伝統に則り、同時に西洋の慣習とも齟齬のない形で、その様式を完成させていた。当時、対外関係の第一線にあった幕臣たちのその努力こそ、わが国が世界の舞台に立つための第一歩であった。政治交渉の過程とは異なる次元で展開した外交儀礼の形成過程は、従来の研究で見落とされてきた、もうひとつの幕末史である。

データ取得日:2024/04/23