【書評】『丘の上の綺羅星』嘉門達夫著

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丘の上の綺羅星

『丘の上の綺羅星』

著者
嘉門, 達夫, 1959-
出版社
幻冬舎
ISBN
9784344028326
価格
1,540円(税込)

書籍情報:openBD

【書評】『丘の上の綺羅星』嘉門達夫著

[レビュアー] 産経新聞社

 「鼻から牛乳」「替え歌メドレー」…そんなコミックソングで知られる著者が、ラジオ番組「ヤングタウン」をつくって数々のスターを生み出したプロデューサー、渡邊一雄氏との縁を軸に、自身の半生を小説仕立てで描く。落語家に弟子入り、番組のレギュラーに起用されたが師匠とのすれ違いからまさかの破門。自分探しの旅に出て…。夢を追う熱さに、笑わされ、泣かされ、いつの間にか励まされている。〈丘の上の放送局。僕らはその丘を目指し、丘の上で綺羅星(きらぼし)になろうと思った。輝けると信じていた〉。コミックでも懐メロでもなく、聞こえるのはブルース。(幻冬舎・1400円+税)

産経新聞
2015年11月22日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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