『人魚の眠る家』東野圭吾著

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人魚の眠る家

『人魚の眠る家』

著者
東野, 圭吾, 1958-
出版社
幻冬舎
ISBN
9784344028500
価格
1,760円(税込)

書籍情報:openBD

『人魚の眠る家』東野圭吾著

[レビュアー] 産経新聞社

 私の娘は生きているのか、死んでいるのか-。和昌と薫子は離婚を決めて別居中の夫婦。長女の小学校受験が終わるまでは、良き夫婦、良き両親を演じよう。お互いにそう割り切っていたが、その娘が溺れて病院に搬送され、医師が告げる。〈もしお嬢さんの脳死が確認された場合、臓器を提供する御意志はありますか〉。でも、穏やかな寝顔を見ていると、魂がもうここにはない、とは考えられない。「娘は生きている」という妻の思いに応え、退院させて、最先端の科学技術を駆使した延命治療を続けるのだが…。「命」の意味に真っ正面から向き合う家族の物語。(幻冬舎・1600円+税)

産経新聞
2015年12月6日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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