『アートの入り口 [アメリカ編]』
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『アートの入り口』河内タカ著
[レビュアー] 産経新聞社
アメリカで美術を学び、現代アートと写真に関する仕事をしている著者が、これまでに接した作品や企画した展覧会、出会ったアーティストたちについてつづるエッセー集。アンディ・ウォーホル、パティ・スミス、ウィリアム・クライン、エドワード・ホッパー…著名なアーティストが次々に登場するが、美術史をたどるような専門的な記述ではなく〈好きなアーティストや写真家たちのことを、ごく個人的な思い入れに則(のっと)って書いている〉。平易な言葉が使われているから、予備知識がなくても気楽に読み進められる。図版がカラーなのもうれしい。(太田出版・1800円+税)