ササエ吉岡店「大震災津波から5年 類書の中でこの視点が一番ピンと来た」【書店員レビュー】

レビュー

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これでいいのか宮城県

『これでいいのか宮城県』

著者
岡島 慎二 [編集]/土屋 コージン [編集]
出版社
マイクロマガジン社
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784896375527
発売日
2016/02/04
価格
1,430円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

ササエ吉岡店「大震災津波から5年 類書の中でこの視点が一番ピンと来た」【書店員レビュー】

[レビュアー] ササエ吉岡店(書店員)

みなさんはご存知だろうか JTBパブリッシング「るるぶ宮城」も昭文社「まっぷる宮城」も存在しないことを 全ての県を調べた訳ではありませんが るるぶ・まっぷる で県名のついてない県が他にあるのだろうか この「これでいいのか」シリーズも宮城県に関しては1作目が『これでいいのか仙台市』(2012年)で今年の2016年2月に出た2作目が『これでいいのか宮城県』 つまり両書とも宮城県と言うものは「仙台市とそれ以外なんだ」と言う前提で書いてる訳です それはすごく意義のあるとらえ方だなと地元民としては思う(「それ以外」の方の住民です) 地元の新聞とかテレビがこの視点で話をしてしまうと問題になるでしょうから、県外から「そう言う視点も大事なんだな」と気づかされた形 そう言う意味で単なるシリーズ内の一作品ではなく東日本大震災及び津波から5年で出た貴重な本だと思う訳です

トーハン e-hon
2016年3月12日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

トーハン

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