ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「声に出したい書名」【書店員レビュー】 レビュー トーハン e-hon [レビュー] (エッセー・随筆) 『スミレのように踏まれて香る』 著者 渡辺 和子 [著] 出版社 朝日新聞出版 ジャンル 文学/日本文学、評論、随筆、その他 ISBN 9784022617392 発売日 2012/09/07 価格 572円(税込) で購入する ネット書店で購入する 書籍情報:JPO出版情報登録センター ※書籍情報の無断転載を禁じます ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「声に出したい書名」【書店員レビュー】 [レビュアー] ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)(書店員) 1970年。今から40年以上も前に出版された、ノートルダム清心学園渡辺和子理事長の第一著作集を文庫化。執筆当時と現在の平成20年代は大きく世の中が変わっている。にもかかわらず、本書収録の言葉の数々は今の時代に生きる私達の心にも大きく響きます。文庫化に際し、書名が変わっています。スミレのように踏まれて香る。…なんか、いい。声に出したい書名。スミレは花びらを傷つけられて、いっそう強く香り立つらしいです。スミレのように生きてみたい。けど、そう簡単じゃない。簡単じゃないところに、人生の妙味があるのでしょう。それを教えてくれる一冊。 2016年3月18日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 文学・評論 文庫 エッセー・随筆 渡辺和子 朝日新聞出版 ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂) スミレのように踏まれて香る