明文堂書店石川松任店「誰カガ罰セラレネバナラヌ」【書店員レビュー】

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明文堂書店石川松任店「誰カガ罰セラレネバナラヌ」【書店員レビュー】

[レビュアー] 明文堂書店石川松任店(書店員)

「誰カガ罰セラレネバナラヌ」。不穏な言葉とは裏腹に、野心を持ち始めた美青年の鏑木明と多賀水産の社長令嬢の多賀恵美子、そして明の恋人である土岐容子の三角関係を軸にした青春恋愛小説として物語が進んでいく。しかし青春恋愛小説の隙間を縫うように、すっとミステリが入り込む。それに気付いた時の衝撃はかなり強い。ミステリとしての衝撃はもちろんだが、それと同時に噴き上がる感情の物語としても忘れがたい印象を残す。

トーハン e-hon
2016年4月1日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

トーハン

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