子供の1人称ということで、物語全体が柔らかく、凄惨さや陰鬱さが無いのが良いです。
それでもしっかりとミステリーで、読み進めて謎が解けていく爽快感はばっちり!
この本、実は「信濃のコロンボシリーズ」の竹村刑事も出てきます。
こういうのが嬉しいんですよね。
作者ご本人も登場します。ルポライター役で、
どうしても子供じゃ動けない部分を補ってくれるのですね。
ちょっと自虐風に描写されてるのが
作者の茶目っ気を感じさせます。
この本は、内田康夫の本を何冊か読んでからの方がずっとたくさん楽しめますよ♪
-
2016年4月4日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです