渕書店 BOOKSTORE FUCHI「“たかみな”は「考えるアイドル」である。」【書店員レビュー】

レビュー

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リーダー論

『リーダー論』

著者
高橋 みなみ(AKB48) [著]
出版社
講談社
ジャンル
芸術・生活/諸芸・娯楽
ISBN
9784062198967
発売日
2015/12/22
価格
800円(税込)

書籍情報:版元ドットコム

渕書店 BOOKSTORE FUCHI「“たかみな”は「考えるアイドル」である。」【書店員レビュー】

[レビュアー] 渕書店 BOOKSTORE FUCHI(書店員)

言わずと知れたAKB48グループの初代「総監督」の著書。たかがアイドルの語り下ろしと高を括って読んでいくと、「あれ?するど・・」為になる。努力と観察力、実行力に敬服させられる。AKB48の基本は「走りながら考える」(本文)のだそうだ。次々と進化、展開していったグループのスピードを考えるとなんだか分かる。彼女の努力には汗臭さがない。どうしてか?それは彼女の「努力」がひと昔前のスポーツ選手にあるど根性イズムの上にあるものではなく現代的アスリートのメンタリティーを持つからだ。本書を読めばそれが分かる。例えばある時、自分ではすべてのメンバー一人一人との関係を結ぶのは無理であると考え、それぞれのチームリーダーに仕事を「任せる」ことを覚える。まるで経営者である。「走りながら考える」そして学んだことをひとつひとつ自分自身の教訓にしてゆく。気に入った一節を最後に紹介します。

ー「やばい」と思えたら、「まだいける」
「できないこと」は努力しだいで「伸びしろ」になると思うんです。
弱いからこそ、強くなれる。凡人はつよいです。(p133)

トーハン e-hon
2016年4月5日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

トーハン

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