『監察医が泣いた 死体の再鑑定』上野正彦著

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監察医が泣いた死体の再鑑定

『監察医が泣いた死体の再鑑定』

著者
上野 正彦 [著]
出版社
東京書籍
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784487809691
発売日
2016/03/04
価格
1,540円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

『監察医が泣いた 死体の再鑑定』上野正彦著

[レビュアー] 産経新聞社

 ベストセラー『死体は語る』で知られる監察医の著者は、これまで警察、弁護士、保険会社などからの依頼を受けて、病死や事故死として片付けられていた死体の再鑑定を300回以上こなしてきたという。本書は実体験を元にした9編のドラマを収録している。

 語らぬ死体の「人権」を守ろうと、著者の目は砂粒、かすり傷ひとつ見逃さず、死の原因について合理的な推理を重ね、なぜ最初の鑑定が間違ってしまったのかを丁寧にひもといてゆく。その手際は名探偵そのものである。9編のどれもがミステリー作家のネタになりそうだ。(東京書籍・1400円+税)

産経新聞
2016年4月24日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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