ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「経営の神様からの手紙」【書店員レビュー】

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ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「経営の神様からの手紙」【書店員レビュー】

[レビュアー] ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)(書店員)

昭和28年1月から昭和36年1月まで。松下電器社長・松下幸之助は毎月、2万人の従業員の給料袋の中に「手紙」を入れ続けていたそうです。「会社の理念や自分の思いを皆に知ってもらい、やりがい、生きがいを感じつつ働いてほしい」という願いを込めて。 そんな98通の手紙を書籍化。小難しい経営の話や経済の話は一切出てきません。「熱心に、そして謙虚に」「かばい合う心」「遊ぶときは遊ぶ」「苦労と喜び」「みんなが明るく生きるように」…表題の一部を挙げてみました。働くことや生きる事の根源的な部分、その本当に大事な事ってこんなシンプルな事なのかな、と気づかされる金言がたくさん。個人的お薦めは32ページの「星空の下」。試し読みの際はまずはここからどうぞ。

トーハン e-hon
2016年5月12日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

トーハン

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