【児童書】『路線バスしゅっぱつ!』鎌田歩作 バスのさまざまな疑問に答える

レビュー

1
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【児童書】『路線バスしゅっぱつ!』鎌田歩作 バスのさまざまな疑問に答える

[レビュアー] 産経新聞社

 日曜日に公園に遊びに行くことになった。つばさくん、えりちゃん、れいくん、すずちゃんの4人。公園の近くには路線バスが通っている。自分たちだけで乗るのは初めてだけれど、前日には時刻表と路線図に目を通して準備は万全だ。

 出発の日、目的のバスに乗り込むと車内には装置がたくさん。ルームミラーも中央や左右、お客さんの出入り口を確認するためのもの…と目的と形が違うものがそろっている。

 走行中も驚きの連続だ。狭い路地で対向車が来てもうまくすれ違う。あるバス停では、プシューッと空気のぬける音がしてバスがゆっくりかたむく。車いすの人が乗りやすいように歩道側に車体を傾けるのだ。さて、4人はちゃんと公園近くのバス停で降りられたかな?

 バスに乗る機会は多くても、運行前の点検作業や車内の細かな様子は意外に知らないもの。車体を上や横から見た絵をたっぷり載せてバスの仕組みを紹介、さまざまな疑問に答える。大人と子供が一緒になって楽しい発見に出合える一冊。(福音館書店・1200円+税)

産経新聞
2016年6月12日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加