ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「本を主役に!」【書店員レビュー】

レビュー

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「本の寺子屋」が地方を創る

『「本の寺子屋」が地方を創る』

著者
「信州しおじり本の寺子屋」研究会 [著]
出版社
東洋出版(東京)
ISBN
9784809678295
発売日
2016/05/07
価格
1,320円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「本を主役に!」【書店員レビュー】

[レビュアー] ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)(書店員)

「本の復権を目指す」…長野県塩尻市立図書館が推進している取り組み「本の寺子屋」。地域に生きる市民の生活の中心に本を据え直し、読書を習慣化させるための方策を協働かつ協同して創り出す。図書館員、作家、市民…本の現場に関わる人々に密着したドキュメンタリー。第四章には「本の寺子屋は書店の敵か?」…という書店員としては少し気になる箇所もあります(笑) 詰まるところ主役は「本」ですからね。本が活き、本がある場所に集う人も活きる。そんなふうに相思相愛的に「本」と「人」が繋がる事ができればいいな、と。私感ですが。

トーハン e-hon
2016年6月2日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

トーハン

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