ヤマト屋書店あけぼの店「仕事がない弁護士、とは…?」【書店員レビュー】

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ヤマト屋書店あけぼの店「仕事がない弁護士、とは…?」【書店員レビュー】

[レビュアー] ヤマト屋書店 あけぼの店(書店員)

こう言ってしまっては申し訳ないのですが、本来なら、弁護士の方たちの仕事がない=裁くべき案件、事件がないということなので喜ぶところなのかもしれません。
しかしこの二階堂弁護士、仕事がないのは事件や案件がないからでも、能力のせいでもなく。むしろ天才と称えられるだけの頭脳があるのに仕事がないのは、コミュニケーション能力が著しく欠けてしまっているからという人物でした。
そんな二階堂弁護士を支えることになるのは、主人公の神谷瑞穂さん。とある事件をきっかけに彼とかかわることになった彼女とともに、「弁護士」という方々の話しを覗いては見ませんか?
原作者は、昨今話題の人気ドラマの法律監修も務めた佐藤大和氏。現役弁護士が原作を務めるだけあり、その解説の詳しさ、分かりやすさは折り紙付きでしょう。
ミステリー好きの方も、二階堂弁護士が気になってしまった方も、ぜひお手に取ってみてはいかがでしょう。

トーハン e-hon
2016年6月6日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

トーハン

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