うつのみや上林店「読むほどに『アリス』の不思議が深まる贅沢なアンソロジー!」【書店員レビュー】

レビュー

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アリス殺人事件

『アリス殺人事件』

著者
有栖川 有栖 [著]/北原 尚彦 [著]/篠田 真由美 [著]/柄刀 一 [著]/宮部 みゆき [著]/山口 雅也 [著]
出版社
河出書房新社
ジャンル
文学/日本文学、小説・物語
ISBN
9784309414553
発売日
2016/06/07
価格
896円(税込)

書籍情報:版元ドットコム

うつのみや上林店「読むほどに『アリス』の不思議が深まる贅沢なアンソロジー!」【書店員レビュー】

[レビュアー] うつのみや上林店(書店員)

執筆陣がとても豪華です。組み合わせが意外に感じましたが、個人的に好きな作家が並んでいてその並びを見るだけでうれしい気分になります。書下ろしがないのは残念でしたが、久しぶりに読む登場人物がいたりしてそれも良かったです。それぞれの作者の作風が全然違うので、内容はバラエティに富んでいて、全体を俯瞰すると不思議な感じのするアンソロジーになっています。

何気なく購入したので解説を読んで「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」の影響力の大きさに驚きました。またその解説は読みごたえがあって「アリス」関連のミステリー作品を数多く紹介しているのですが、読んでみたくなる本ばかりで困るほどです。

この本は1990年~2002年の間のアリスに関係するミステリー短編を集めたアンソロジーだそうですが、その前に 「不思議の国のアリスミステリー館」ミステリーアンソロジーが編まれていて、そちらは昭和編だそうです。その作家陣の名前を見るだけでまたとても興味がそそられます。

トーハン e-hon
2016年6月26日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

トーハン

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