【児童書】『えのでん タンコロ』倉部今日子作 レトロな風情を表現

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【児童書】『えのでん タンコロ』倉部今日子作 レトロな風情を表現

[レビュアー] 産経新聞社

 神奈川県鎌倉市と藤沢市を結ぶ江ノ島電鉄に、おじいちゃんと孫の男の子が乗り込む。おじいちゃんが昔同線を走っていた「タンコロ」のことを話し始めると、沿線風景がだんだん昭和30年代に戻っていく…。

 タンコロとは、江ノ電で昭和初期から半世紀運用された1両編成車両の愛称。ほんわかした絵柄だが、その描写は正確だ。今もレトロな風情が漂う同線の魅力を十二分に表現した絵本。(偕成社・1300円+税)

産経新聞
2016年8月14日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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