『寂しさが歌の源だから 穂村弘が聞く馬場あき子の波瀾万丈』

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寂しさが歌の源だから 穂村弘が聞く馬場あき子の波瀾万丈

『寂しさが歌の源だから 穂村弘が聞く馬場あき子の波瀾万丈』

著者
馬場 あき子 [著]
出版社
角川文化振興財団
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784048763660
発売日
2016/06/27
価格
1,944円(税込)

書籍情報:版元ドットコム

『寂しさが歌の源だから 穂村弘が聞く馬場あき子の波瀾万丈』

[レビュアー] 産経新聞社

 月刊誌「短歌」での人気連載を書籍化。現在88歳の著者の生い立ちから戦中戦後の青春期、短歌や能との出合い、さらには現代短歌への思いまで、50代の穂村弘を相手に語り尽くしている。

 中でも興味深いのは、戦後まもなく短歌結社の「まひる野」に入会したころのくだりだ。まだ20歳前後の学生だったが、周りには20代の若者がごろごろいて、談論風発、当時60代だった土岐善麿をつるし上げたりもする。そんな文化的に豊かな環境の中で感性を磨いていっただけに、短歌の今後について危機感を抱くのももっとものような気がした。(馬場あき子著/KADOKAWA・1800円+税)

産経新聞
2016年8月21日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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